地理学史―人物と論争

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  • サイズ A5判/ページ数 227p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772250665
  • NDC分類 290.12
  • Cコード C3025

内容説明

本書は2部構成をとっている。第1部では、時期区分にしたがって地理学史の流れを展望する。1880年代末から1960年ごろまでの、およそ70年間の通史である。その際、それぞれの時期を代表する地理学者を何人かずつ登場させ、それらの学風のちがいに着目して、各時期の地理学の動向を多面的にとらえようとした。第2部では、活発に論争された事例をいくつかとりあげ、そのテーマごとに地理学研究の流れをたどっていく。第1部の人物本位の地理学史ではとらえきれない内容について、別の角度から光をあてて描いている。

目次

第1部 地理学史上の人物と業績(前アカデミー地理学の時代;アカデミー地理学の形成―大学の地理学教室が整う;アカデミー地理学の展開―学会を中心に繰り広げられる世界;戦時期の地理学研究―地理学と戦争との関わり;戦後の地理学研究―戦中・戦後の変化と不変)
第2部 地理学論争史(氷河論争;礪波散村論争;条里集落論争;国府論争;「景観」論争;景観地理学論争;地理学方法論論争;地理区論争)

著者等紹介

岡田俊裕[オカダトシヒロ]
高知大学教育学部教授。博士(文学)。1948年3月愛媛県生まれ。広島大学教育学部卒業。鳴門教育大学大学院修士課程修了。愛媛県立八幡浜工業高校・新居浜東高校・宇和島東高校教諭、広島大学附属福山中・高校教諭、吉備国際大学講師・助教授を経て現職。2000年4月より高知大学教育学部附属小学校長を併任
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