内容説明
本書は、広範囲にわたる音に関して、音の発生メカニズムや利用技術、さらには快適な音に変える快音化の技術などを、“わかりやすく”を主眼に執筆した。
目次
第1章 音とは何か
第2章 音の分析と評価
第3章 音を聞かずに観る
第4章 音のいろいろな利用技術
第5章 快適な音環境を実現するために
第6章 身近で実現されている快音化技術
第7章 シミュレーション利用による快音化
著者等紹介
戸井武司[トイタケシ]
電機メーカー研究所勤務、中央大学理工学部専任講師、助教授を経て、2004年4月より中央大学理工学部教授。現在、教鞭をとる傍ら、Chuo university Advanced Mechanical computer Aided engineering Laboratory(CAMAL)音響システム研究室において、自動車・家電・楽器などを心地よい音にする快音設計に関する研究に取り組む音響解析の第一人者。一方、スペインの建築家アントニオ・ガウディの未完の代表作としてしられるサグラダ・ファミリア教会の「鐘の音」を精密に計算し再現するなど、情報、教育関連のTV番組でも活躍。自動車技術会音質評価技術研究会委員長、精密工学会事業企画委員会1Gリーダ、日本モーダル解析協議会(JMAC)副会長、日本機械学会、日本音響学会など学会での要職を歴任
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感想・レビュー
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アルカリオン
3
58-59頁。両端開管と両端閉管の音響固有周波数を算出するための式はいずれも同一で、次式。音響固有周波数(Hz)=nC/2l 但し、n:次数、C:音速、l:管長。一方、一端開他端閉管の場合の算出式は、音響固有周波数(Hz)=(2n-1)C/4l。絵と一般式が併記されているので、わかりやすかった。2018/07/19
HTたまにYN@ぬ 積読消化中
3
(記録)走り読み了。情報古いため参考程度に押さえる2017/02/05
びぎR
1
著者は電機メーカー出身、出版元も日刊工業新聞社、ということで工学的な本。各種工業製品の快音化(騒音対策など)に多くのページが費やされている。科学的な本を期待していたのでちょっと目論見違いだった。2018/08/13
せいや
1
音にまつわる話をトピック別にまとめているシリーズ本。イラストや図解が多く、最初の方は馴染みのない人でもわかりやすい話だが、後半になると騒音や快音設計など、身の回りで利用されているものの、書いている内容が難しいと思う。2017/07/31
Megumi221
0
○2011/11/09