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内容説明
人脈、金脈、話のすりかえ、慈悲深い“お上”と従順な国民―外国人が頭をかかえる日本〈システム〉の“謎”に“リビジョニスト(日本見直し論者)”が鋭く迫る。
目次
1章 “ジャパン・プロブレム”
2章 とらえどころのない国家
3章 抱き込みの包囲網
4章 〈システム〉に仕える人びと
5章 アドミニストレーター
6章 従順な中産階級
7章 国民の監護者
8章 法を支配下におく
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
jackbdc
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日本の権力構造を論じる書籍を探して偶然巡り合った。バブル前に外国人が記したもので?マークだったのだが、結果的には私に好適。客観的視点で初学者向けに分かりやすく書かれているから私自身の頭の整理になった。通読により沢山の思考のタネが得られ読後感は最高。通読により考えたこと、1.島国:近世まで侵略の脅威が無かった事等の理由により西欧のような権力構造を確立する必要がなかった。つまり善し悪しではない。2.〈システム〉:近代化により西欧から権力構造を移入したが、筆者は西欧のものとは似て非なる日本独自のものと論じる。2021/02/06