出版社内容情報
日本経済史研究をつねに主導してきた著者の,日本資本主義史論考の集大成.1930年代,山田盛太郎『分析』等の先駆的研究に始まり,戦後,急速にすすんだ日本資本主義の成立過程の研究業績を総括し,さらにその構造と展開について緻密な実証分析を加える.
目次
第1章 産業革命の進展と資本主義の確立
第2章 資本主義確立期における労働者群の編成
第3章 製糸業賃労働の構造的特質と形態変化
第4章 戦間期日本資本主義の対外関係
第5章 世界大恐慌と日本資本主義
第6章 第二次世界大戦と日本資本主義
第7章 農地改革の歴史的意義