内容説明
本書は解糖(醗酵)経路がどのようにして明らかにされたか、無味乾燥な化学式の背後にある数多くの研究者の栄光と挫折、生命の本質を追って寝食を忘れた努力の日々を描く。
目次
第1章 傷ついたシュワン
第2章 リービヒ対パスツール
第3章 戦死したノーベル賞学者
第4章 夢を追わない実直な人
第5章 20年君臨した誤説
第6章 筋収縮のエネルギー源
第7章 コチマーゼの正体
第8章 ポーランドの星
第9章 幻のラクタシドーゲンを追って
第10章 エムデン‐マイヤーホフ経路
第11章 パスツール効果