感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
25
旧約聖書の内容が主となっている。迫害と殺戮に塗り込められた歴史である。2015/02/15
里馬
17
迫害され続け、今では迫害しているユダヤ人。そうか・・・聖書(ヨハネ伝)に悪魔の子と記されてしまっているのか。。。「ナチスは四、五世紀いらいのキリスト教会のやり口を、復活しただけ」らしいし。。。。学校ではおざなりにしか習わないが、こういう事を知らずに社会出ていって良いのだろうか？僕らは余りに無関心すぎる。2009/07/31
新父帰る
5
1979年9月47版。かなり古い本。著者は2年間旧約聖書を読み続け、またイスラエルにも足を運び書き上げた。私はかなり以前旧約を通しで読もうとしたが途中で挫折した苦い思い出がある。この書は旧約を読んだことがない人でもすんなりと溶け込める。序にかなりページを割いていて、建国への道しるべを丁寧に叙述してくれてる。ナチス・ドイツのユダヤ人迫害の端緒はイエスの言葉「汝らの父、悪魔より出でて・・」である。汝らユダヤ人は悪魔の子と2000年間、神父、牧師は人々に教えて来た。今、失われた十支族の発掘が各地で行われている。2023/09/18
ドウ
4
長いこと積んでいた本。フランスが専門の著者ながらユダヤ人の歴史が前近代まで(むしろ中世以前か)を中心にまとめられている。第三次中東戦争前の発刊のため、その当時ならではの視点はある意味史料として貴重。内容自体も同新書の『物語エルサレムの歴史』に比べて遥かに質が高く、聖書学と歴史学を駆使してユダヤの建国と崩壊、ディアスポラ、そして再度イスラエルの地に舞い戻るさまがドラマティックかつ史実を適切に踏まえて描かれている。古本しか手に入らないようだが、良書。2020/05/25
takao
2
紀元前2000年頃、メソパタミアから移動してきたセム系諸族のうち、パレスチナの海岸に近い地域に住み着いた半農半牧の民がユダヤ人となり、大砂漠の遊牧民がアラブ人と呼ばれた。2017/02/20
