中公叢書<br> 情報の文明学

中公叢書
情報の文明学

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  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784120016936
  • NDC分類 007.3

内容説明

物質・エネルギーの産業化から精神の産業化へ―情報化社会の到来を明確に予告してから四半世紀、価値の生産と消費の意味を文明史的に考察し、現代を解読する。

目次

放送人の誕生と成長
情報産業論
精神産業時代への予察
情報産業論への補論
四半世紀のながれのなかで
情報産業論再説
人類の文明史的展望にたって
感覚情報の開発
『放送朝日』は死んだ
実践的情報産業論
情報経済学のすすめ
情報の文明学
情報の考現学(工業と農業;メディアと装置;価値と占有;空間と時間)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masmt

3
図書館で借りてパラパラ読み。多少古さは感じるが現在にも十分通用する話。「情報の生態学」「文明の情報史観」など様々なアイデアが提示されてる。文庫で出てるみたいだからそっちで再読する2009/07/07

かわのふゆき

1
「放送人」という言葉を初めて使い、長年に渡りその後の議論の土台となった「情報産業論」(1962)を収録。ほかにも複数の論文が掲載されているが、基本は、この情報産業論とその周辺事項について述べられている。図書館の書庫から引っぱりだしてもらって読んだのに、文庫化されてんのね……。2009/09/03

i-miya

1
中央公論編集者、粕谷一希。歌比丘尼。シンボル操作、シンボル技術者。産業分類。C.G.クラーク。 F.マルループ。2006/07/17

Kenji Suzuya

0
第三次産業の先にある情報産業を、生物の発生過程になぞらえて「外胚葉産業」と名付けてその特性を論じた「情報産業論」を中心とする論考集。著者による「情報産業」の定義が曖昧で論証も印象論に過ぎないとはいえ、情報時代の付加価値のあり方を思えば先見性に富んだ論である。一方で付随する論考はいずれもその焼き直しであり、著者自身の分析の深化は見られない。また、類似の論旨の海外書籍との比較を求められたインタビューでは「読んでいない」と公言するなど、必ずしも知的に誠実であるとはいえない。2016/08/27

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