内容説明
魂を揺すぶる指導者。お気に入りのピアニスト。同じ曲が演奏家によって輝きを増す。ワルター、フルトヴェングラーからリリー・クラウス、チョン・キョンファまで深くゆたかな響きの世界へ極めつきの名演奏が誘う。
目次
１ 指揮者（アルトゥーロ・トスカニーニ；ウィレム・メンゲルベルク；ピエール・モントゥー；ブルーノ・ワルター；パブロ・カザルス；カール・シューリヒト；レオポルド・ストコフスキー ほか）
２ ピアニスト（ウラディミル・ド・パハマン；マルグリット・ロン；アルフレッド・コルトー；ウィルヘルム・バックハウス；アルトゥール・ルービンシュタイン；クラウディオ・アラウ；ウラディミール・ホロヴィツ ほか）
３ ヴァイオリニスト・チェリスト・声楽家（フリッツ・クライスラー；ヨーゼフ・シゲティ；ヤッシャ・ハイフェッツ；前橋汀子；ギドン・クレーメル；鄭京和；天満敦子 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
無識者
6
著者がなにを言いたいのかかなりはっきりわかる本。よくないものにはよくない、いいものにはいいという構えらしいが、そのスタンスでギレリス、リヒテルが扱われていないのは不当にも思えた。ウィキの(良さの良くわからん)アラウの噛めば噛む程の犯人はこの人であることを知る。おそらく彼の評価してる演奏は基本的に超玄人好みのものが多いのではと思った。彼はホロウィッツの展覧会の絵を評価していたが、個人的にはリヒテルの方が好きなのだが一般的にはどう評価されてるのだろう...2020/04/15
りり課長
1
或いは激賞し、或いは酷評する。評論はこうじゃなきゃ！世の中、いいのかわるいのかわからない曖昧な評論が多過ぎからね。2019/02/28
goldius
0
宮城谷昌光が「パプロ・カザルスのＣＤは無い」と言っていて、「そんなアホな！世界一の芸術大国のスペインの天才チェロ奏者の演奏がＣＤ化されてない筈はない！」と思って、調べたくなってこの本を買った。結論から言えば、もちろん出てます。ただし、戦前のＳＰ盤の復刻版ばかりで、録音状態が悪く、自信を持って人様には勧められないということです。人様に勧められるチェロ奏者のカザルスのＣＤは無いが、指揮者カザルスなら、実はあると、この本に書いてあったのは収穫2003/11/08
