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内容説明
プロの外科医が、手術の歴史と自分の歩んだ道をふり返り、読者に考慮をうながしています。商品には、画期的としてもてはやされながら、やがて効用なしとして捨てられるものがよくあります。手術にもそれがあります。お金と時間のムダだけではすみません。手術でアナタの身体は傷つくのです。普及しているものの実は意味のない手術、有効性の疑問な手術は避けよ、というのが本書の眼目です。
目次
手術をすすめられたら
やめたほうがいい手術
狭心症の手術―冠状動脈バイパス手術
血管などの手術―ＰＴＣＡほか
お尻をいじってもらいますか―痔の手術
尿の出が悪くなったら―前立腺切除術
お腹を切って赤ちゃんを出す―帝王切開
子どもがいらないからとるなんて―子宮摘出術
乳がんの手術が変わってきた―乳房切断術
胆石はとらなくてはいけないか―胆嚢摘出術〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レコバ
2
外科手術がどこもで科学的かという話。施術の誘因が大きい中、プラセボとの対比試験が難しい。著者は患者の責任の大きさに言及するが、結果のフィードバックや統計的な妥当性を検証すると共に医師や地域による医療方針の偏りについて、第３者機関があるといいのかな。2014/07/01
Ryoichi Ito
1
1992年初版（原著1990）で内容は古いが，内容は説得力があり，翻訳もすばらしい。2015/12/25
イプシロン
0
手術をしないように生きたい。これしかいえない。
