出版社内容情報
不透明感を増す現代を,根底から照らすキーワード.記憶,宗教,哲学といった基本用語から,オリエンタリズム,脳死,複雑系など,現在みおとすことのできないテーマまで,全項目を一新しておくる,ベストセラーの続編.
内容説明
不透明感を増す現代を、根底から照らすキーワードを精選しておくる、ベストセラーの続編。「悪」「記憶」「宗教」「哲学」「物語」といった基本となる用語から、「アフォーダンス」「オリエンタリズム」「脳死」「歴史の終わり」など現在みおとすことのできないテーマまで、全四十項目を一新。緊密に関連づけられた叙述から明晰な認識が導かれる。
目次
悪―存在の欠如/関係の解体/“人類を進歩させていく重要な要因”
アニミズム―生命感覚/アニマティズム/粘菌
アフォーダンス―現象学/マインドスケープ/表情
安楽死―消極的安楽死/リビングウィル/自然死
イスラム―湾岸戦争/モロッコ/ロジェ・ガローディ
インフォームド・コンセント―術語の翻訳/宝石箱効果/文化の翻訳
ヴァーチャル・リアリティ―実質性/仮想記憶/マインド・コントロール
老い―“人生の階段”/平均寿命/老熟
オートポイエーシス―渦動/動的非平衡系/法システム論
オリエンタリズム―脱エグゾチズム/イメージの押しつけ/ヘテロトピア〔ほか〕
著者等紹介
中村雄二郎[ナカムラユウジロウ]
1925年東京に生まれる。1950年東京大学文学部卒業。明治大学教授をへて、現在、哲学者
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