出版社内容情報
時分の花,まことの花,老骨に残りし花…芸能上の花のありかを尋ね「秘すれば花なり」の奥義を説く世阿弥伝書.若き日より能に親しむ歌人がこの芸道論から能の美・芸の極意だけでなく人生哲学の妙味を読みといてゆく.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チンズ
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著者が戦後の価値観の変革の中で出会った能に魅了されたことが冒頭に書いてありましたが、私はそこにいきなり惹きつけられました。読んでみると能に対する思い入れの強さをすごく感じます。風姿花伝に関する本はこれが2冊目です。わかったようなわからないようなところで自分の中ではまだモヤッとしています。読みながら600年前の人がどうしてこういう文章を書いたんだろうかとか、どんな体験を経てこの本を書いたのかとか色々想像していました。 2016/01/01
岡山の山奥ニート
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当時の時代背景、世阿弥の父への尊敬の念が何度も繰り返し説明してあった。本文は読み易い。2012/07/01
sara
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広く深く学ばないと本物にはなれないのかも2012/05/19