出版社内容情報
世界有数の軍事力となってしまった自衛隊.米軍との軍事的一体化が進むなかで,文民統制は形骸化・空洞化の色を濃くしている.有効な統制手段を考えるため,防衛政策過程の実態に迫る.
内容説明
非武装憲法のもとで世界有数の軍事力となってしまった自衛隊。米軍との軍事的一体化が進むなかで、文民統制はいっそう形骸化・空洞化の色を濃くしている。有効な統制手段を考えるため、防衛政策過程の実態に迫る。世界第三の軍事費大国ニッポンへの警鐘。
目次
序 政治と軍事をみる視角
第1部 文民統制の制度と人材(日本の防衛中枢機構;防衛庁幹部職員)
第2部 防衛政策の形成と展開(基盤的防衛力構想の形成;防衛計画の大綱;「大綱」下の防衛力整備)