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書評掲載

江戸しぐさの正体~教育をむしばむ偽りの伝統~(星海社新書 52)

原田 実  著

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価格 \902(税込)         

発行年月 2014年08月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 222p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/社会科学/民族学・民俗学・人類学/民族学・民俗学・人類学
ISBN 9784061385559
商品コード 1016030054
NDC分類 385.93
基本件名 社交
書評掲載誌 朝日新聞 2014/09/07、朝日新聞 2017/05/14、読売新聞 2017/10/08
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1016030054

著者紹介

原田 実(著者):歴史研究家。1961年生まれ、広島市出身。龍谷大学卒。八幡書店勤務、昭和薬科大学助手を経て帰郷、執筆活動に入る。元市民の古代研究会代表。と学会会員。ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)会員。日本でも数少ない
偽史・偽書の専門家であり、偽書『東日流外三郡誌』事件に際しては、真書派から偽書派に転じ、以降徹底的な追及を行ったことで知られる。著書は二〇冊を超え、星海社新書でも教養としてのオカルトを論じた『オカルト「超」入門』がある。本書は、ツイッター(@gishigaku)上でもしばしば報告された、「江戸しぐさ」検証の成果を収めたものであり、懐疑的立場から「江戸しぐさ」を論じる初めての書籍である。

内容

「江戸しぐさ」とは、現実逃避から生まれた架空の伝統である
本書は、「江戸しぐさ」を徹底的に検証したものだ。「江戸しぐさ」は、そのネーミングとは裏腹に、一九八〇年代に芝三光という反骨の知識人によって生み出されたものである。そのため、そこで述べられるマナーは、実際の江戸時代の風俗からかけ離れたものとなっている。芝の没後に繰り広げられた越川禮子を中心とする普及活動、桐山勝の助力による「NPO法人設立」を経て、現在では教育現場で道徳教育の教材として用いられるまでになってしまった。しかし、「江戸しぐさ」は偽史であり、オカルトであり、現実逃避の産物として生み出されたものである。我々は、偽りを子供たちに教えないためにも、「江戸しぐさ」の正体を見極めねばならないのだ。

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