どうする・どうなる口蹄疫(岩波科学ライブラリー)
山内 一也 著
内容
目次
はじめに 第1章 口蹄疫とは?——症状は軽いが急速に広まる伝染病 1 ウイルス学の出発点 2 口蹄疫は軽い病気 3 人の衣服や風に乗って海を越えて運ばれるウイルス 4 口蹄疫ウイルスとポリオウイルス コラム 牛疫/ウイルスの発見/パーブライト研究所 第2章 口蹄疫と殺処分——長い対策の歴史 1 殺処分による対策のはじまり 2 ワクチンか? 殺処分か? 3 ワクチンへの大きな転機 4 研究所から漏出した口蹄疫ウイルス 5 オランダでは緊急ワクチン接種 6 北米での口蹄疫——日本のウイルスが初期の発生源に 7 メキシコでの大発生と国境封鎖 コラム 天然痘ワクチン 第3章 口蹄疫ワクチン——新しい展開 1 口蹄疫ワクチンの歴史 2 マーカーワクチン——殺すためのワクチンから生かすためのワクチンへ 3 組み換えDNA技術による新しいマーカーワクチンの開発研究 コラム カッター事件 第4章 口蹄疫と日本——21世紀に初めて問題となる 1 明治時代における発生:重要視されなかった口蹄疫 2 台湾の養豚産業の壊滅 3 2000年・宮崎——100年ぶりの発生 4 2010年・宮崎——欧米の教訓が活かされず 5 日本の口蹄疫対策に見られる非科学性 コラム 豚コレラ撲滅計画/ベルギー国王と口蹄疫/口蹄疫ウイルス遺伝子の輸入についての私の経験 第5章 口蹄疫とどう付き合うか? 1 口蹄疫バイオテロ 2 動物福祉と口蹄疫対策 3 口蹄疫は人が作り出した疫病 あとがき 参考文献
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