PLL回路の設計と応用―ループ・フィルタ定数の算出方法とその検証

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  • サイズ A5判/ページ数 319p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784789833455
  • NDC分類 549.3
  • Cコード C3055

内容説明

PLL(Phase Locked Loop:位相同期回路)技術は、周波数安定度の高い信号を生成するための回路技術として広く普及している。そのほかにも、ディジタル・データからのクロック信号の再生、FM信号の復調、モータの回転速度制御などにも応用できる汎用性の高い回路技術である。本書では、PLL回路におけるループ・フィルタ定数の算出を主題として、具体的な設計事例をできるだけ多く示しながら、回路シミュレーションと実測によりその特性を検証している。

目次

第1章 PLLの動作と回路構成―PLLとシンセサイザ技術のあらまし
Appendix A PLL回路はOPアンプと同じ負帰還の応用
第2章 PLL回路の伝達特性―PLL回路の特性はループ・フィルタで決まる
第3章 PLL回路のループ・フィルタ設計法―パッシブ/アクティブ・ループ・フィルタの設計事例と検証
第4章 4046と位相比較器のいろいろ―PLL回路に使用する定番デバイスの基礎知識
第5章 電圧制御発振器VCOの回路技術―VCOに求められる特性とさまざまな発振回路の方式
第6章 プログラマブル分周器の種類と動作―PLLシンセサイザを構成するためのディジタル回路
第7章 PLL回路の計測と評価法―パッシブ/アクティブ・ループ・フィルタのループ利得
第8章 PLLの特性改善ノウハウ―信号純度やロック・スピードを向上させるテクニック
第9章 実用PLLシンセサイザの設計/製作―ループ・フィルタの詳細設計と実測特性で示す
Appendix B ループ・フィルタ設計のための正規化グラフ

著者等紹介

遠坂俊昭[エンザカトシアキ]
1949年群馬県新田郡薮塚本町に生まれる。1966年アマチュア無線局JA1WVFを前橋にて開局。1973年(株)三工社に入社。1977年(株)エヌエフ回路設計ブロックに入社。アイソレーション・アンプ、ロックイン・アンプ、FRA、保護リレー試験器などの開発に従事、現在に至る。2001年文部科学大臣賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

vinlandmbit

11
PLLの基本から応用理解にあたり、学びとなった一冊です。2016/02/10

中年サラリーマン

3
PLLは負帰還技術の応用である、という観点から読んで行くとすんなりと頭にはいる。2013/06/19

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