有斐閣ブックス
公共政策学の基礎 (新版)

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  • サイズ A5判/ページ数 295p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784641184282
  • NDC分類 301
  • Cコード C1333

内容説明

公共政策「学」の全体像を提示することをめざし、好評を博したテキストを、近年の政策環境の変化と公共政策学の研究蓄積をふまえて、新版化しました。公共政策のプロセスに関する知識(ofの知識)を中心に、政策決定に投入される知識や政策そのものに関する知識(inの知識)も加えて、丁寧に説明しています。

目次

第1部 公共政策へのアプローチ(公共政策学とは何か?―2つの知識、3つの時代、3つのアプローチ;公共政策とは何か?―社会の問題を解決するための方針と手段)
第2部 公共政策のデザイン(アジェンダ設定―どの政策課題を検討するか?;政策問題の構造化―対応すべき問題をどのようにとらえるのか?;公共政策の手段―どのようにして目的を実現するのか?;規範的判断―めざすべき価値とは何か?)
第3部 公共政策の決定―1つのRと3つのI(政策決定と合理性―社会において合理的な意思決定は可能か?;政策決定と利益―人々の利益はどのように調整されて政策になるのか?;政策決定と制度―行動のルールと構造は政策にどのような影響を及ぼすのか?;政策決定とアイディア―理念と知識は政策にどのように影響を及ぼすか?)
第4部 公共政策のガバナンス(公共政策の実施―政策が効果を発揮するには、誰がどのようにかかわるのか?;公共政策の評価―政策の効果はどうやって測るのか?;公共政策管理のシステム―政策を提供するしくみや制度はどのようなものか?)

著者等紹介

秋吉貴雄[アキヨシタカオ]
1971年生まれ。一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学、一橋大学博士(商学)。現在、中央大学法学部教授(公共政策学、政策過程論)

伊藤修一郎[イトウシュウイチロウ]
1960年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士後期課程修了、博士(政策・メディア)、MPA(ハーバード大学ケネディ政策研究院)。現在、学習院大学法学部教授(地方自治、公共政策、政策過程論)

北山俊哉[キタヤマトシヤ]
1958年生まれ。京都大学大学院法学研究科博士後期課程中退、京都大学博士(法学)、S.M.(マサチューセッツ工科大学政治学大学院)。現在、関西学院大学法学部教授(行政学、地方自治、公共政策)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とある本棚

7
分かるようで実は曖昧模糊の「公共政策学」に関する教科書。公共政策の「inの知識」と「ofの知識」を扱う学問と整理するが、より実務を意識した行政学と言ったところ。理論と事例のバランスがちょうど良く、概観を掴むにはちょうど良い。RCTにも触れられており、方法論もカバーされているのも特徴。唯一気になる点といえば、ガバナンス論についてもう少し突っ込んだ説明が欲しかった。2022/06/19

awe

2
公共政策学というのは、分野横断的な学問とはいってもベースにあるのは行政学っぽいなと感じた。で、内容については、幅広い論点が網羅されており大変参考になった。特にⅣ部では、水平的なネットワーク型での問題解決を志向するガバナンスのあり方や、国−地方関係における自治体の持つ創造性に焦点が当てられていて、私にとっては目新しいことばかりで勉強になった。自治体が先進的な施策を打ち出すことで国や他自治体に影響を与え、国や他自治体がその施策を採用することで別の自治体等に影響を与えていくという循環構造があることも知りました。2020/05/04

marukuso

2
公共政策学の定番テキスト。公共政策と公共政策(学)の違いから、これまでの発展の歴史を理論を中心に説明している。政策の立案、決定、実施、評価とよくまとまっている。2018/05/19

Moloko

1
日本の公共政策学の概要を易しく、かつ読者の興味を引くように書いている。事例研究よりかは理論を中心に展開しているので、コンパクトかつ導入としては申し分ないとは思う。2016/07/01

こずえ

0
公共政策における鉄板。

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