内容説明
公共政策「学」の全体像を提示することをめざし、好評を博したテキストを、近年の政策環境の変化と公共政策学の研究蓄積をふまえて、新版化しました。公共政策のプロセスに関する知識(ofの知識)を中心に、政策決定に投入される知識や政策そのものに関する知識(inの知識)も加えて、丁寧に説明しています。
目次
第1部 公共政策へのアプローチ(公共政策学とは何か?―2つの知識、3つの時代、3つのアプローチ;公共政策とは何か?―社会の問題を解決するための方針と手段)
第2部 公共政策のデザイン(アジェンダ設定―どの政策課題を検討するか?;政策問題の構造化―対応すべき問題をどのようにとらえるのか?;公共政策の手段―どのようにして目的を実現するのか?;規範的判断―めざすべき価値とは何か?)
第3部 公共政策の決定―1つのRと3つのI(政策決定と合理性―社会において合理的な意思決定は可能か?;政策決定と利益―人々の利益はどのように調整されて政策になるのか?;政策決定と制度―行動のルールと構造は政策にどのような影響を及ぼすのか?;政策決定とアイディア―理念と知識は政策にどのように影響を及ぼすか?)
第4部 公共政策のガバナンス(公共政策の実施―政策が効果を発揮するには、誰がどのようにかかわるのか?;公共政策の評価―政策の効果はどうやって測るのか?;公共政策管理のシステム―政策を提供するしくみや制度はどのようなものか?)
著者等紹介
秋吉貴雄[アキヨシタカオ]
1971年生まれ。一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学、一橋大学博士(商学)。現在、中央大学法学部教授(公共政策学、政策過程論)
伊藤修一郎[イトウシュウイチロウ]
1960年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士後期課程修了、博士(政策・メディア)、MPA(ハーバード大学ケネディ政策研究院)。現在、学習院大学法学部教授(地方自治、公共政策、政策過程論)
北山俊哉[キタヤマトシヤ]
1958年生まれ。京都大学大学院法学研究科博士後期課程中退、京都大学博士(法学)、S.M.(マサチューセッツ工科大学政治学大学院)。現在、関西学院大学法学部教授(行政学、地方自治、公共政策)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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