出版社内容情報
バッシングの標的にされる文科省は、実のところ、どんな組織で、何をめざしているのか? “ミスター文部省”が教育行政のカラクリを解明。
内容説明
「脱ゆとり」「英語教育」等と騒がれるたびバッシングされる文部科学省は“三流官庁”とされてきた。本当のところ、どんな組織で、何をめざしているのか?日教組、PTA、教育委員会、文教族等との関係は?“ミスター文部省”が体験をもとに、教育行政の知られざる世界を解明する。
目次
第1部 「三流官庁」の真相(日教組、臨教審…―歴史をさかのぼる;小・中・高・大との「距離」;教育委員会との力関係;他省庁との協調・対立;PTA、メディア、そして国民との関係)
第2部 政治の激動の中で(大臣と「御殿女中」;文教族支配の盛衰;政権交代と文部科学省)
第3部 官僚たちの知られざる素顔(「マルブン一家」の“家風”;キャリアとノンキャリア;天下り今昔;科学技術庁との合併・舞台裏)
第4部 これからの「教育再生」を考える(審議会とは何か?;教育改革と「虎ノ門シンクタンク」の役割)
著者等紹介
寺脇研[テラワキケン]
映画評論家、京都造形芸術大学教授、NPO法人ジャパン・フィルムコミッション理事長。1952年福岡市生まれ。東大法学部卒業後、文部省に入省。初等中等教育局職業教育課長、広島県教育長、高等教育局医学教育課長、生涯学習局生涯学習振興課長、大臣官房審議官などを経て、2002年より文化庁文化部長。06年退官。公立学校における業者テスト全廃を提唱して「ミスター偏差値」と呼ばれた。また、「ゆとり教育」のスポークスマン役を務め「ミスター文部省」とも呼ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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