講談社+α新書<br> 日本は世界一の環境エネルギー大国

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講談社+α新書
日本は世界一の環境エネルギー大国

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062727556
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

再生可能エネルギー、メタンハイドレート、宇宙エネルギー、「もったいない」に表れる日本人の感性――4つの車輪で資源大国になる! 東日本大震災により発生した福島第一原発事故は、原子力発電のリスクを世界中の国々にを思い知らせる出来事となった。当然、日本もエネルギー政策の転換を迫られる。
 今こそ日本は、自国の中にある資源ポテンシャルに本気で向き合うべき時なのではないだろうか。
 変化に富んだ日本の自然環境がもたらす様々な再生可能エネルギー、世界に先駆けて開発が進む日本近海に眠る非在来型天然ガスのメタンハイドレート、日本の英知を駆使して今まさに足を踏み出さんとしている宇宙エネルギー開発。そして、「もったいない」という言葉に表されるように、古来より足元にあるものを無駄なく上手に使って生きてきた「日本人の感性」という無限無形の資源。「資源に乏しい……」といわれてきた日本であるが、実は自国の中に豊富な資源を抱えているのである。
 そして、日本が持つこれら四つ車輪ともいえる資源は、気候変動問題への対処、脱石油といった世界的な環境への配慮が求められる時代に欠かせない「環境エネルギー」であり、日本はこれら四つの車輪で走る世界トップクラスの「環境エネルギー大国」といえるのだ。
 日本が持つ世界一の資源ポテンシャルに光を当て、近未来にエネルギー大国になる必然性を、徹底解説!

第1章 旧エネルギー政策の崩壊
第2章 再生可能エネルギー大国の実力
第3章 驚異の非在来型エネルギー
第4章 宇宙エネルギー大国の未来
第5章 無限の資源=日本人の感性
第6章 4つの車輪


平沼 光[ヒラヌマ ヒカル]
著・文・その他

内容説明

風力、宇宙エネルギー、地熱、メタンハイドレート―実は日本は再生可能エネルギーのデパート。世界有数の資源と技術で再び高度成長が来る。

目次

第1章 旧エネルギー政策の崩壊
第2章 再生可能エネルギー大国の実力
第3章 驚異の非在来型エネルギー
第4章 宇宙エネルギー大国の未来
第5章 無限の資源=日本人の感性
第6章 四つの資源ポテンシャル

著者等紹介

平沼光[ヒラヌマヒカル]
1966年、東京都に生まれる。東京財団研究員・政策プロデューサー。1990年、明治大学経営学部卒業後、日産自動車株式会社入社、繊維機械事業部や海外営業部にて海外営業を担当。2000年に東京財団入団、政策研究部にて外交・安全保障、資源エネルギー分野のプロジェクトを担当。専門分野は資源エネルギー外交。NHK「クローズアップ現代」などのテレビ番組でコメンテーターを務めるかたわら、新聞・雑誌等に精力的に寄稿している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みどるん

8
原発削減方針以降、メタンハイドレートなど非在来型エネルギーに注目していたが、日本の再生可能エネルギーの展望がここまで明るいとは思っていなかった。洋上風力発電、地熱発電、宇宙太陽光発電は要注目。国際標準化の交渉での攻防、知られざる戦いが日本を形作っていることを実感。2013/09/07

isao_key

7
日本は、国土が狭く天然資源に乏しい国と言われてきたが、実は日本には数多くの再生可能エネルギーがあり、効率のよい機材を作る技術力は世界のトップクラスである例を示してくれる。特に注目したのは地熱発電。地熱資源量比で見ると、インドネシアの2779万kW、アメリカの2300万kWに次いで、日本は2054万kWで、世界第3位という。エネルギー効率も、太陽光発電が設備利用率12%、風力発電で20%に対して、地熱発電は70%と高い。また地熱発電の核となるタービンの世界シェアは日本のメーカー3社で70%を占めている。2015/01/13

tokkun1002

5
2012年。埋蔵量世界2位。技術世界1位とよくある記述。実用して国民に還元しなければ意味なし。国のエネルギー戦略が重要。2024/03/10

kokoroniboken

2
再生可能エネルギーのポテンシャル、技術ともに高い日本。課題は縦割り行政、送電網、技術の国際標準化での遅れなど。福島第一原子力発電所事故からより重要性が増し、現在は再生可能エネルギー革命期か――。将来への悲観論も多い中、希望が持てる。あと、宇宙太陽光発電はガンダムOOよりも進んでるよ。やったね( '-^ )b 2012/08/18

ひろいてん

1
どこもかしこも全体最適はなかなか実現しませんね…。どうしても個々の利害が優先してしまう…。また、省エネ技術は日進月歩で進んでいますので、行政は足を引っ張らないで欲しいというのが本音です…。特に地熱はもっと活用すべきだと思います。2015/02/21

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