大阪アースダイバー

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大阪アースダイバー

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  • サイズ A5判/ページ数 322p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784062178129
  • NDC分類 216.3
  • Cコード C0021

出版社内容情報



中沢 新一[ナカザワ シンイチ]
著・文・その他/写真

内容説明

南方と半島からの「海民」が先住民と出会い、砂州の上に融通無碍な商いの都が誕生・発展する。上町台地=南北軸と住吉~四天王寺~生駒=東西軸が交差する大地の一大叙事詩を歌いあげる。

目次

第1部 プロト大阪(大阪を読み解く鍵を求めて;太陽と墳墓;四天王寺物語)
第2部 ナニワの生成(砂州に育つ資本主義;超縁社会;船場人間学)
第3部 ミナミ浮上(日、没するところ;千日前法善寺の神;すばらしい新世界;ディープな大阪)
第4部 アースダイバー問題集(土と墓場とラブホテル;カマドと市場;大阪の地主神;女神の原像;コリア世界の古層と中層)
Appendix 河内・堺・岸和田―大阪の外縁

著者等紹介

中沢新一[ナカザワシンイチ]
思想家、人類学者。明治大学野生の科学研究所所長。1950年山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。宗教から哲学まで、芸術から科学まで、あらゆる領域でしなやかな思考を展開する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

42
大阪を土地の記憶、古層から論じた一冊。なんというか全てが文化人類学か筆者言うところのアースダイバー的思考に収斂されている気がする。文化や歴史が演繹的に捉えられている為、なんとなく論理が強引に飛躍し宗教的体験みたいに感じるところもしばしば。著者の作品を読むのは初めてだけど、他の著作の題名からみるに学問と宗教体験を同一の地平で論じる人なのかな。ただそういう部分を除いた大阪の歴史等は面白い。特に大阪平野が現在の形になる以前の事。学問的著作というより幻視を描き出したものと考えればもっと興味深く読めるように思う。2015/03/09

メタボン

31
☆☆☆☆★ 知的好奇心を大いにくすぐる面白本。中沢新一の発想がぶっとんでいる。今回面白かった話題は、河内音頭で題材となる俊徳丸とオイディプスの共通点、女性的な湿地からおったつ子供のペニスとしての通天閣、子供の聖徳太子像からビリケンへ、大阪商人の世界に恋愛結婚はない、しまつの良くできた遊び人こそ「ぼんぼん」を超えた「ぼんち」、萬歳から漫才へ~エンタツ・アチャコの革命、ラブホテルの深層はかりそめの死(セックスを通じて物質化する)のイメージであり墓地と親近性がある、海民の名残であるだんじり、など。2016/11/12

ばんだねいっぺい

28
 アースダイバー大阪編。街を想像力で遊歩しながら、その裏側にあるもの、忘れ去られたものを語っていくこの語りが中沢さんの凄さだなぁと話芸にやられた。アラーキーなんかも、モチーフにしているがやはり「死」が、まちづくりへ多大なる影響を与えていると再確認。だんじりと海民のつながりに興奮した。2019/08/03

コットン

28
アースダイバーを初め、アポロン軸やディオニュソス軸、トーテム紋章としての暖簾などキーワードとしての面白さに関心が向き、内容も古代から現代まで、死や笑いを扱いそこに脈々と受け継がれる大阪魂みたいなものが読み取れる。それと共に微妙な問題にも踏み込み、歴史的背景から説明がなされている。特に気に入ったのは(『芸術家マルセル・デュシャンの晩年はチェスばかりしていたがチェスと芸術は同じもの』という。また同じ思想で坂田三吉はもっとエレガントな表現をしている。)と面白い視点で共通化を図るところだ。2012/11/01

miroku

26
物部氏・秦氏・聖徳太子・・・・・・。古き地相より浮かび上がる真の歴史、あるいは著者の妄想。現実と空想のあわいに遊べる本。2014/10/09

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