死刑制度と刑罰理論―死刑はなぜ問題なのか

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死刑制度と刑罰理論―死刑はなぜ問題なのか

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000615136
  • NDC分類 326.41
  • Cコード C0032

出版社内容情報

死刑制度の存廃をめぐっては激しい意見対立が続いている。理論刑法学の卓越した研究者である著者が、刑罰論の観点から死刑制度を考える。死刑存置派、廃止派、あるいは日本の刑法学の通説がともに議論の前提に置く刑罰論=応報刑論の意義を問い直し、その問題点を深く洞察することで、膠着した死刑論議に一石を投じる意欲的な書。

内容説明

その存廃をめぐって激しく意見が対立する死刑制度。理論刑法学の卓越した研究者である著者が、刑罰論の観点から死刑制度を考える。死刑存置派、廃止派、刑法学の通説がともに議論の前提に置く刑罰理解=応報刑論を根底から問い直すことで死刑論議に新たな地平を切り開く。

目次

第1章 日本の死刑制度とその運用
第2章 死刑制度の刑罰理論的基礎
第3章 重罰化傾向はなぜ生じたか
第4章 被害感情と現行の刑罰制度
第5章 同害報復から規範の保護へ
第6章 死刑存廃論議に与える示唆
補論 死刑制度をめぐる重要論点

著者等紹介

井田良[イダマコト]
1956年生まれ。現在、中央大学法科大学院教授、慶應義塾大学名誉教授、法学博士(ケルン大学)。過去には日本学術会議会員や宗教法人審議会会長などを務め、現在は司法研修所参与や法制審議会会長などを務める。名誉法学博士号(ザールラント大学およびエアランゲン大学)、シーボルト賞(フンボルト財団)、ザイボルト賞(ドイツ研究振興協会)、ドイツ連邦共和国功労勲章(功労十字小綬章)を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てくてく

6
死刑存廃論に関する論点はすでに出尽くした感があるとはいえ、対立をいたずらにあおるのではなく、死刑そのものや刑罰についてまずは考える必要があるのではないかという点は常々考えるところなので、この点に関する井田先生の総括のような本書を読むことができて良かった。2022/11/08

おやぶたんぐ

5
実務にも多大な影響力を持つ著者が、閉塞状況にある死刑存廃論議に一石を投じた意義は大きい。誤判が生じたときに取り返しがつかないという点で、死刑とそれ以外の刑罰との間には本質的な相違があり(最高裁は「他の刑罰とは異なる究極の刑罰」という)、死刑制度の正当化を困難にする決定的な事柄であるという本書の主張には全く同感である。(以下コメント欄)2022/12/14

TM

2
死刑制度について考察するための刑罰理論について,井田先生の見解を解説する良書。刑法学を学ぶにあたり,本来は本質的に理解しておかなければならない刑罰理論だが,基本書で長々と解説されるような内容でもなく,なんとなくの理解にとどまっていることが多いと思う(し,実際それで困らない)。が,死刑という「刑罰」を考えるに際し,やはりその点への深い理解は欠かせないはずである。この本は,死刑制度についての賛否を述べる本ではなく,「刑罰」である「死刑」についての,意味のある議論をするために必要な知識を提供してくれる。2022/04/03

雉彦

1
二項対立ですれ違うばかりの死刑制度存廃論に、刑罰理論から新しい道を示す内容。私は廃止派なのだけれど、以前より刑罰に対する解像度は少し高まったかなと思う。2022/07/30

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