出版社内容情報
エリザベス朝演劇を代表する劇作家5人の代表作を小田島雄志の個人訳で紹介する戯曲集。【全巻内容】1 クリストファー・マーロー『マルタ島のユダヤ人』『フォースタス博士』2 ベン・ジョンソン『ヴォルポーネ』『錬金術師』3 ジョン・ウェブスター『白い悪魔』『モルフィ公爵夫人』4 シリル・ターナー『復讐者の悲劇』『無神論者の悲劇』5 ジョン・フォード『あわれ彼女は娼婦』『心破れて』
内容説明
二作は、いずれも強欲な者から金品を巻き上げる顛末を描いた傑作喜劇。現実を鋭く描写し、人間の貪欲と愚行を徹底的に風刺するベン・ジョンソンの代表作。
目次
ヴォルポーネ
錬金術師
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
112
シェイクスピアとほぼ同世代の人とは思えない猥雑さ。ジョンソンを知らずにシェイクスピアだけを読んでいる時は、言葉の奥に隠された性的な暗示の多さに驚いたが、それはほかのやり取りとの対比であったがゆえなのかもしれない。帝国劇場か、下北沢で観るかの違いかな。好みの問題。どちらも精一杯風刺を効かせ、上出来なのは間違いない。錬金術=万能薬。そんなうまいものはあるはずはなく、古今東西、欲深い人ほど目がくらみやすい=騙されやすいということがよくわかる。2022/11/27
viola
3
シェイクスピアのライバルであり、よき友人でもあったベン・ジョンソンの代表作。訳はシェイクスピア翻訳で有名な小田島氏。 全5巻読んでみるつもりだけど・・・・ベン・ジョンソンはいまいちだなー・・・知識をひけらかすタイプの人間だったそう。納得。2010/05/05
hsm
1
「ヴォルポーネ」のみ読了。2010/07/22
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- 和書
- 戦後デモクラシーの源流