ブルーバックス
いやでも物理が面白くなる―交通信号「止まれ」はなぜどこの国でも赤なのか?

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  • サイズ 新書判/ページ数 279,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062573245
  • NDC分類 420
  • Cコード C0242

内容説明

点数を稼ぐため、時間内に必死に答えを探す「入試のための物理」。面白いはずがない。「なぜ?どうして?」にはじまる疑問に、本質的な理解を与えてくれるのが物理本来の楽しみ。「肉屋の肉が赤いわけ」「瓦割りの極意」「過去を見る話」など、豊富な話題を糸口に、物理の楽しみ方を縦横無尽に語り尽くす。物理がわかれば、ものの見方が変わる。人生が楽しく、豊かになる。

目次

第1章 夜汽車の汽笛はなぜ遠く響く?
第2章 光ほど謎に満ちたものはない
第3章 物にも光にも色はない!
第4章 瓦割り極意の秘密
第5章 万物の究極構造を考える
第6章 「見えない世界」がある!

著者等紹介

志村史夫[シムラフミオ]
1948年、東京・駒込生まれ。名古屋工業大学大学院修士課程修了(無機材料工学)。名古屋大学工学博士(応用物理)。日本電気中央研究所、モンサント・セントルイス研究所、ノースカロライナ州立大学を経て、現在、静岡理工科大学教授、ノースカロライナ州立大学併任教授。主な著書に、『半導体シリコン結晶工学』『したしむ量子論』『したしむ固体構造論』『ハイテク・ダイヤモンド』『古代日本の超技術』『生物の超技術』などの理工学書の他に、『ハイテク国家・日本の「知的」選択』『体験的・日米摩擦の文化論』『文明と人間』『いま「武士道」を読む』などの人文・社会書がある
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感想・レビュー

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ユビヲクワエルナマケモノ

6
本書は音や光から始まり、力学は中盤から。身近で、しかも数式と実感が一致して分かりやすい題材から始めようという意図がよく貫徹されている。通常力学のの序盤で出てくる等速直線運動は「日常生活においては、まず見られないタイプの運動」だと。自由落下も「自由落下する物体の落下の速さ」を表す式と「目の前の事実」が異なるのは、「式は真空中において、あるいは落下に対する抵抗が無視できる状態において正しい」のだ。高校生の時、私はこの前提がまるで理解できずに早々に物理を投げた(笑)。今再勉強してつくづくもったいなかったと思う。2022/10/31

仲本テンカ

3
広く浅く語られる物理入門書。雑学的でサクサク読めました。ただ、余談が余談すぎて辛かった〜。2015/07/07

takao

1
ふむ2020/11/07

T2C_

1
物理というより日常がより楽しめる視点を多く提供してくれる一冊。波、光、原子の性質や役割と、日常的な例を基にしたその面白さがコレでもかとばかりに記述されている。1度高校で触れたが大して面白くなく印象の薄かったものを、より記憶に刻み付けてくれるノリのような書籍であった。個人的に著者のボソッと入れるツッコミや補足も好みだったので苦なく読めたのが良かったと思う。2015/03/09

かつお

0
身近な物理の現象を扱っていておもしろかった。改めて物理学的なイメージを思い出させてくれた。2015/04/04

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