出版社内容情報
78万年前,アフリカ大陸に住む人類の祖先たちは夜空に舞うオーロラに恐れおののいた.地球の磁極(S極・N極)の逆転が始まったのだった.現在,磁力は次第に弱くなっており,再び逆転する可能性がある.人類はどう立ち向かうのか.
内容説明
78万年前、アフリカ大陸に住む人類の祖先たちは夜空に舞うオーロラに恐れおののいた。地球の磁極(N極・S極)の逆転が始まったのだった。現在、地球の磁力はしだいに弱くなっており、ふたたび逆転する可能性がある。人類はどう立ち向かうのか。地磁気を記憶した岩石の微粒子から46億年の歴史が見えてくる。
目次
地球は電磁石だ
ミクロの粒子が地磁気を記録する
地磁気の強さは変化する
地磁気は逆転する
宇宙空間の地磁気バリア
逆転しそこなった地磁気
海底は地磁気のテープレコーダ
今の地磁気は強すぎる
1億年前、地磁気の逆転はなかった
地球の中のスーパー発電所
かつて火星にも磁場があった
地磁気逆転X年
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaorin
4
千葉にある地磁気逆転を示す地層のニュースを見て、詳しく知りたくなり読んでみた。 ニュースでは地球は今までに少なくとも11回起こっていたとあったが、本書では300回となっている。2002年に発行されてるので、そこから地磁気の研究がどこまで進んだのか気になる。太陽風、他の惑星の磁場の話など興味深かった。2017/06/15
takao
1
地磁気逆転は最近では78万年前。 双極子以外にも磁場があり、宇宙線の影響はあまりない。 2019/10/23
MrO
0
地磁気そのものの説明がもっと欲しかったかも。2011/12/19
ひらひら
0
解りやすいが、内容が少ないかも。2011/03/14