非可換環

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  • サイズ A5判/ページ数 148p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000058759
  • NDC分類 411.72
  • Cコード C3341

内容説明

本書の目標は、現代数学の基本的手法に基づく非可換環論の新しい流れを紹介することである。微分作用素環のような重要な環を含む、フィルター環と呼ばれるクラスの非可換環に焦点を当てつつ、応用上も重要な興味深い諸結果を、局所化・ホモロジー代数・可換環論といった普遍性のある手法を縦横に用いて導く。岩波講座『現代数学の基礎』『環と体3』を単行本化。

目次

第1章 非可換環の一般論から(環とイデアル;環上の加群;生成元と基本関係による環の表示;テンソル積;局所化)
第2章 ホモロジー代数(複体;関手;導来関手;スペクトル系列;ExtとTor)
第3章 フィルター環(Weyl代数;Lie代数の包絡代数;フィルター ほか)

著者等紹介

谷崎俊之[タニサキトシユキ]
1955年生まれ。1978年東京大学理学部数学科卒業。大阪市立大学大学院理学研究科数物系専攻教授。専攻は代数学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セシル☆

1
D加群をやるなら必要。2019/04/19

ショーゴ

0
非可換環の一般論、圏論を使わないホモロジー代数、フィルター環について135ページ程にまとめられた本。薄い本なので行間は多目でいくつか大きいのもある。代数解析概論でこの本のフィルター環の部分を参照しているので、代数解析をしたい人は読むといいと思う。 フィルター環について、和書では一番詳しい本で、Gabberの包合性定理や純次元性定理の証明が書いてある本は珍しいのでオススメ。2019/05/25

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