内容説明
超分子という概念はJ.‐M.Lehn教授によって提唱された。超分子という概念は一方で、さらに拡張し続けているように思える。本書での執筆者はいずれもこの分野の第一線で活躍している、新たな道の開拓者ばかりである。それぞれ独自の研究からの視点で、超分子の解説をした。
目次
1 超分子の化学
2 分子会合と超分子化学(クラウンエーテル化学の新展開―イオン認識から超分子へ;大環状ポリアミンを用いた人工亜鉛酵素の設計と機能;シクロデキストリン包接複合体の構造化学;シクロデキストリンの化学修飾と機能 ほか)
3 高次構造と超分子化学(α‐ヘリックス性人工タンパク質のディノーボ設計;非天然アミノ酸を用いたポリペプチドアーキテクチャー;超タンパク質―非天然アミノ酸を含む人工機能タンパク質;ポリペプチドの高次構造計算 ほか)