内容説明
脳のメモ帳「ワーキングメモリ」が集中力のカギを握る!ド忘れ、不注意、勘違い、誤判断を予防しよう。想像以上にいい加減な脳の性質を理解すれば、仕事のやり方は劇的に変わります。
目次
1章 メモリーミス(メモリーミスが起きる原因;メモリーミスの基本対策;メモリーマスターへの道)
2章 アテンションミス(アテンションミスが起きる原因;アテンションミスの基本対策;アテンションマスターへの道)
3章 コミュニケーションミス(コミュニケーションミスが起きる原因;コミュニケーションミスの基本対策;コミュニケーションマスターへの道)
4章 ジャッジメントミス(ジャッジメントミスが起きる原因;ジャッジメントミスの基本対策;ジャッジメントマスターへの道)
著者等紹介
宇都出雅巳[ウツデマサミ]
トレスペクト教育研究所代表。1967年生まれ。東京大学経済学部卒。出版社、コンサルティング会社勤務後、ニューヨーク大学留学(MBA)。外資系銀行を経て、2002年に独立。30年にわたり、心理学や記憶術、速読を実践研究し、脳科学、認知科学の知見も積極的に取り入れた独自のコミュニケーション法・学習法を確立。企業研修やビジネスマン向けの講座・個別指導を行う。専門家サイト・オールアバウト「記憶術」ガイド(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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Miyoshi Hirotaka
45
武道は礼に始まり、礼に終わる。これが重要なのは、この動作をすれば集中すると脳に覚え込ませているから。この間、相手の先にいる己しか見えていない。このようにシングルタスクになり、ゾーンに入れば、雑念が消え、潜在能力を引き出しやすくなる。仕事ではフローといわれるものがこれにあたる。私たちが持つ注意力、ワーキングメモリ、時間、体力は有限。一方、PCやスマホの画面上にはプッシュ通知が溢れ、誘惑の百貨店のようにこれらを使わされる。ど忘れ、不注意、勘違い、誤判断は誰にでも起きる。脳の特性を知り、それぞれに対策が必要。2018/04/26
BAR PLAYLIFE
32
忘れる前にすぐやる!あと速い思考と遅い思考は非常に有益である2018/03/25
sas
32
仕事のミスは4つある。①メモリーミス(忘れた!)→対策(メモをとる、記憶術)、②アテンションミス(見落とした!)→対策(見直す癖をつける、チェックリスト、TODOリスト、すぐやる、ゾーン状態に入る)、③コミュニケーションミス(伝わっていない!聞いていない!)→対策(意識の矢印を相手の記憶に向ける、対面で伝える)、④ジャッジメントミス(判断を間違えた!)→対策(評価基準のズレをなくす、事実と意見を分けて考える、経験を積む)2017/08/31
糜竺(びじく)
26
ミスはなくせないことを受け入れてから、それに対してどう対策していくかが重要。脳の仕組みについて学べて良かった。2022/01/08
assam2005
26
「人間の脳ではミスは絶対に無くならない」と言うことを念頭において取り組めば、ミスは減る、という本。ミスの種類と、それに対する防御策は参考になりました。既に取り組んでいたものもありましたが、コミュニケーションミスが…難しい。営業さんとかは、この辺りバッチリなのでしょうか?相手にあわせて行うことですし、相手により難易度がかわるのもコミュニケーションミスではないかと。う~ん、私はやっぱり苦手かも。2016/11/28