チェコの伝説と歴史

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  • サイズ A5判/ページ数 566,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784832967533
  • NDC分類 989.53
  • Cコード C3022

目次

第1部 古代チェコの物語(チェフ;クロクとその娘たち;ビヴォイ ほか)
第2部 キリスト教時代の物語(スヴァトプルク王;イェチミーネク王;聖ヴァーツラフの旗 ほか)
第3部 古の予言より(シビラの予言;盲目の若者の予言;ハヴラス・パヴラタの予言 ほか)

著者等紹介

イラーセク,アロイス[イラーセク,アロイス][Jir´asek,Alois]
1851年にチェコ北部のフロノフに生まれ、プラハ・カレル大学で歴史を学ぶ。卒業後リトミシュルとプラハのギムナジウムで教師を務めながら多くの歴史小説を執筆し、チェコ民族の栄光と受難の歴史を描いて、この分野の第一人者となる。1919年に未完で終わった『フス派王』の後創作を止め、1930年にプラハで没

浦井康男[ウライヤスオ]
1947年に静岡県熱海市に生まれる。京都大学理学部に入学後、文学部言語学科に転部、1976年に同文学研究科博士課程言語学専攻を単位取得退学。1977年に福井大学教育学部、1997年に北海道大学大学院文学研究科に移籍。2011年3月に北海道大学を停年退職後、北海道大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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HANA

42
チェコの伝説を年代に沿って紹介した一冊。チェコというとプラハやルドルフ二世、カレル橋や魔術師通りといった断片的な知識しかなかったが、これを読むと建国神話を含めとても深い歴史を持った魅力的な国だということがよくわかる。題材も英雄神話からプラハの街にある其々の建物、果ては修道院の秘宝までとても幅広い。以前読んだ『夜毎に石の橋の下で』中に登場している人物のエピソードなども含まれており、その話やファウストの家等は特に興味深く読んだ。読んでいるうちにチェコやプラハの町並みの中を歩いてみたくなる一冊でした。2013/01/29

ロア

29
この本自体とても美しいです。紙の色と質感が良いのはもちろん、活字と余白のバランスが究極的に私好み。まずは読書そっちのけで、適当にページを開いては全体の配置の美しさや繊細な挿絵をじっくり鑑賞してました(*´ㅈ`*)♡ 500ページ越えしてる本書にはじめは読了出来る気が全くしなかったけど、本の美しさに見とれながら読み進めるうちに、気付けば読み終わってた! 書かれてる内容はタイトル通りチェコの伝説と歴史で、壮大、且つ、結構血みどろ。時計台マイスターの寓話やジシュカ、リヴシェが印象的だったな(๑´ω`ノノ゙✧2016/08/31

ワッピー

4
神話時代からキリスト教時代まで、盛りだくさんにチェコの伝説を紹介。王家の物語、周辺の国との戦争、内乱、暴動と決して平穏ではない歴史を垣間見ました。周辺諸国との、あるいは神聖ローマ帝国、ドイツとの関わりは、やはり陸続きのヨーロッパならではの宿命ですね。2012/01/22

氷菓子

2
プラハなどチェコの都市創世の伝説から始まり、時代が進むにつれて史実で確認されていることをベースにした物語になってくる。カトリックと両形式派(聖職者と俗人を区別せずキリスト教徒的平等とする)の争いが意外と根が深くて、イスラムとかユダヤ教など他宗教との争いよりキリスト教同士の異端の争いの方が多いほどだった。プラハの天文時計の製作者の物語は創作だけれど、実物の時計の精巧さは物語通りという事でいつか実物を見に行きたい。2021/01/11

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