出版社内容情報
ダーク・マターの真実に迫る天文学者の実像
「ダーク・マター」「ダーク・エネルギー」と呼ばれる、科学界で最大のミステリーに迫っていきます。名だたる科学者たちが競い合って研究し、時には協力し、科学の定義をくつがえす発見に少しずつ近づいていく舞台裏を、著者が独特の記述で描いていきます。
我々人類が知っている宇宙の物質は、質量全体からするとわずか「4%」だと言われています。では、残り96%は? ここ数十年、科学者たちはその見えざる宇宙の原因物質を解明しようと躍起になってきました。本書は、ノーベル賞級の謎である「ダーク・マター」「ダーク・エネルギー」を追い求めようとする、天文学者や物理学者らの感動や挫折、葛藤などを豊富な取材で鮮やかに描き出したドキュメンタリー風読み物です。名だたる科学者たちが競い合って研究し、時には協力し、科学の定義をくつがえす発見に少しずつ近づいていく舞台裏を、克明に描きます。
[目次]
プロローグ
第1部 広大な宇宙へ
第1章 光の赴くまま
第2章 玉手箱を開ける
第3章 銀河を取り巻くもの
第2部 驚くべき宇宙を見よ
第4章 ゲームの始まり
第5章 ゲームは続く
第6章 ゲーム
第3部 暗黒宇宙の素顔
第7章 平坦宇宙協会
第8章 ラムダさん、こんにちは
第9章 二人の黒い妖精
第4章 LESS THAN MEETS THE EYE
第10章 The Curse of the Bambino
第11章 The Thing
第12章 Must Come Down
エピローグ
内容説明
宇宙の運命を握るダークサイドに100名もの科学者が言葉を失った…。この途方もない宇宙の真実を生々しく描き切ったノンフィクションの傑作。
目次
第1部 広大な宇宙へ(光の赴くまま;玉手箱を開ける ほか)
第2部 驚くべき宇宙を見よ(ゲームの始まり;ゲームは続く ほか)
第3部 暗黒宇宙の素顔(平坦宇宙協会;ラムダさん、こんにちは ほか)
第4部 極微の宇宙へ(呪縛を解き放て;あるべきもの ほか)
著者等紹介
パネク,リチャード[パネク,リチャード][Panek,Richard]
サイエンスライターとしてグッゲンハイム賞を受賞。最近は、天文学と宇宙論関係の記事を、ニューヨーク・タイムズ誌、科学雑誌の『ディスカバー』『スミソニアン』『エスカイア』『ナショナル・ヒストリー』などに多数寄稿している。ニューヨークで暮らしている
谷口義明[タニグチヨシアキ]
1954年、北海道生まれ。専門は、銀河天文学。理学博士。東北大学理学部天文・地球物理学科卒業、同大学大学院理学研究科天文学専攻博士課程修了。東京大学東京天文台助手、同大学理学部天文学教育研究センター助手を経て、2006年に愛媛大学大学院理工学研究科教授に就任。現在、愛媛大学宇宙進化研究センター所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ケニオミ
銀獅子王の憂鬱