内容説明
『ドラえもん』の「声のキャンデー」や『ミッション・インポッシブル3』など多くのフィクション作品にみられる音声合成シーン。現実は、フィクション作品に発揮された作者たちの想像力を、はるかに超えたところにあります。現在の音声合成は、いったい、どこまで進んでいるのでしょうか?どんなふうに利用されているのでしょうか?どのような人の、どのような夢を現実にしてきたのでしょうか?これから、どのような応用がなされていく可能性があるのでしょうか?その応用は、人類の未だ見ない将来をどのように変えていくのでしょうか?「音声合成」という世界への旅に出発しましょう。
目次
第1章 「コンピュータの声」に囲まれた私たちの日常
第2章 歌うコンピュータ
第3章 「化ける」コンピュータ―片思いの相手に話しかけてもらうには?
第4章 踏み越えるコンピュータ―「声」の障碍と音声合成
第5章 話すコンピュータ―言葉の壁を越える
第6章 おしゃべりなコンピュータの未来
著者等紹介
山岸順一[ヤマギシジュンイチ]
情報・システム研究機構国立情報学研究所コンテンツ科学研究系准教授。英国エジンバラ大学音声技術研究所Senior Research Fellow兼務
徳田恵一[トクダケイイチ]
名古屋工業大学大学院工学研究科教授。名古屋工業大学国際音声技術研究所代表、エジンバラ大学名誉教授、Google(London)客員研究員を兼任
戸田智基[トダトモキ]
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科准教授。情報通信研究機構ユニバーサルコミュニケーション研究所招へい専門員を兼任
みわよしこ[ミワヨシコ]
フリーランス・ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。