出版社内容情報
世界一周をしたり、隠居生活をしたり。「フツー」に進学、就職してなくても毎日は楽しい。ハッピー思考術と、大原流の衣食住で楽になる。解説 小島慶子
内容説明
社会的成功に乗り遅れまくっても、待ってるのは楽しすぎる毎日かもしれない。世界一周の旅をしたり、隠居生活をしたり…。きっかけは、社会が求めるフツーの暮らしへの違和感だった。そしてフツーから脱した今、衣食住のノウハウ(日々の献立、部屋の選び方、お金、心身のこと)、人生観まで。文庫のための増補あり。今より少し楽に生きるためのカンペ。
目次
第1章 ハッピーライフの基本とは(わたしの暮らし;実感を大切にすること)
第2章 フツーって、何?(進学とか就職って、しないと生きていけないんでしょうか?;将来やりたいこと、マジないんですけど ほか)
第3章 衣食住を実感する暮らし(「食」で、ひとはつくられる;「衣」を、生活から考える;「住」は、恋人のようなもの)
第4章 毎日のハッピー思考術(心と体のチューニング;お金とうまくやっていくために ほか)
著者等紹介
大原扁理[オオハラヘンリ]
1985年愛知県生まれ。25歳から東京で週休5日の隠居生活を始め、年収100万円以下で6年間暮らす。現在は台湾に移住し、海外でも隠居生活ができるのか実験中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
231
世の中の当たり前に従わなくていいんです。もっとシンプルにいこうよ。若き隠居生活者が、その生き方・考え方を披露してくれます。ここまで極められるのは、とっても意思の強いことだと思えるのですが、あくまでご本人は力の抜けた自然体です。心と体のバランスが崩れた処方箋として参考になる言葉が溢れてます。それと、読書と散歩はみんなの味方という見方には賛同します。You are what you eat.であり、You are what you read.でもあるのですね。2021/06/13
ちゅんさん
54
数年前からフルタイムで働くことに耐えられなくなりこんなに働く必要があるのか?何のために働いているのか?とずっと疑問に感じていたのでこの本はとても興味深く読めました。先日会社を辞めてフリーターになったのでそっくり著者のようにとはいきませんが自分にとって何が心地いいか(悪いのか)探りながライフスタイルを築いていきたいと思います。2020/10/29
ツク 👾
29
節約や自己啓発の本ではなく、低所得でもとても楽しくシンプルに暮らしてる著者のエッセイ的な本。お話しを聞かせてるようなラフな文章で読みやすいです。子供の頃からの酷い経験から見いだした最も自分に優しい暮らし方をしていてとても見本になる。自分を大切に生きていくとはなんともシンプルな事かと思った。なかなか自分に優しく出来なく、世間の目も気にしがちだが、1度しかない人生。もっと自分に正直に楽しくラクに生きてみようと思う1冊でした。2023/04/11
Tomomi Yazaki
27
えっ?年収90万円で暮らせる?しかもハッピー?それ知りたい!そんな気持ちで本書を手に取りました。著者の凄いところはお金がなくとも不安を感じないこと。むしろそれを楽しんじゃう!やりたいことを探すのではなく、やりたくないことをやらない。それが彼のモットー。そんな彼の話を聞いたら、あくせく働く生活がなんと虚しいこと。でもそこに至るには、つらく悲しい過去があり、そこで達観したのです。気楽で質の高い、引き算の生活。解説で小島慶子さんが言ってました。点滴が染み入るような書と。この言葉が本書の全てを物語っています。2022/07/06
しん
27
年収90万円で暮らすようになったのは、それが目的だったわけでなく、快適さを求めていたらそうなったとのこと。お金を沢山稼ぐことが幸せではない場合が多いのかもしれない。お金があるからこそ、快適じゃない場合が多いかもしれないと思った。ミニマムが誰にでもベストな解ではないだろうが、著者の考え方には共感できる部分が多かった。そのまま真似はできないし、する必要もないけれど。2019/09/06