内容説明
名作「蟹工船」を劇画化。研究者による多喜二の歩みの紹介と解説で、人々の感動を呼んだ名作の世界がよくわかる!“地獄”と呼ばれた厳しい肉体労働の現場。わずかな賃金もだまされて借金に消える!食事も睡眠も満足に与えられず、病気になったら死を待つだけ。年端もいかない少年たちも同じく酷使される。しかし彼らには同じ境遇の者同士の人間的な交流があり、彼らを待つ家族への愛がある。「蟹工船」がブームを呼ぶ現代日本は、今どこまで幸福になったのか。
目次
劇画「蟹工船」
写真でたどる小林多喜二の世界
解説 「蟹工船」―時代を揺り動かすことばの力
著者等紹介
藤生ゴオ[フジオゴオ]
1946年、群馬県に生まれる。商業デザイナーを経て、漫画家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やまゆ
8
読むのに敷居が高かったけど、これなら読みやすい。こういう話だったんだ。共感を持つ人が多くブームになったということは、現在のガテン系派遣労働も似たようなところがあるのか。2015/10/31
ikeika
1
勉強になった2014/01/27
さくら
1
マンガ半分で解説が半分なのでわかりやすく読みやすい。蟹工船が何年か前にブームになったのはどうしてなのか・・など等。。うなづける箇所多々有2012/08/30
yamato
0
意味が分からない?
くま
0
余計なものに手を出すんじゃなかった。色々詰め込みすぎて失敗している、便乗商売2009/05/03