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内容説明
簡単なサイコロゲームを体験するだけで、あなたは、エントロピーを理解することができる。なぜ、増え続けるのか？そもそも、エントロピーとは何なのか？熱力学では答えられなかった法則がいまや「常識」の法則になる。
目次
第１章 熱力学第二法則の歴史
第２章 最初にサイコロで遊ぼう
第３章 単純化したサイコロゲームで、理解の第一歩
第４章 五感を用いた第二法則の体験
第５章 いよいよ、あなたの常識で理解しよう
第６章 サイコロの世界から現実の世界へ
第７章 物理法則としての第二法則の位置付けについて
著者等紹介
ベン‐ナイム，アリー［ベンナイム，アリー］［Ｂｅｎ‐Ｎａｉｍ，Ａｒｉｅｈ］
１９３４年、エルサレム（イスラエル）生まれ。ヘブライ大学（エルサレム）で物理化学を専攻、Ｐｈ．Ｄ．。同大学物理化学学科教授
中嶋一雄［ナカジマカズオ］
１９４６年生まれ。１９７５年京都大学大学院工学研究科（冶金学）博士課程単位取得退学。京都大学工学博士。富士通研究所半導体結晶研究部部長を経て、１９９８年東北大学金属材料研究所教授、２００６年より同所長。２０１０年京都大学大学院エネルギー科学研究科寄附講座（太陽電池シリコン結晶科学）客員教授、Ｓｉ単結晶に匹敵する品質で、しかも生産性の高いＳｉ多結晶インゴットの研究開発を目指す（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
18
#感想歌 熱力学情報理論エントロピー連続現象離散現象 プログラムネットはリンク切れているどこをさがせばいいのだろうか2017/09/29
アドソ
13
「わかる」は言い過ぎだ。神秘化されすぎたエントロピーを揺り戻そうとする決意はわかる。でも「まったく不思議なことではないのだよ」という圧が強すぎて逆に疑ってしまわないか。エントロピーが未知の程度（本文中では「正体不明の情報」の量）になることはよくわかったけど、これと物理現象で出会うエントロピーとの関係を説明する段はやや雑。よく言われるような、無秩序さに向かってまっしぐらみたいな解釈は正しくないということはわかるのだけど、「時間の矢」とも関係ないとまでいわれると、うーんそうなのかな？2018/09/27
ぼけみあん＠ARIA6人娘さんが好き
11
SF好きなのでエントロピーが何か大まかには知っていたのだけど、エントロピーは意外と厄介な概念だと言うことが分かった。著者は「秩序から無秩序（平準化）へ向かう指数」などという一般的なエントロピー理解に疑問を提示しているようで、その辺の議論になるとよく分からない点も多かった。やっぱり、文系の私にはこの手の本は難しい。これを機会に『マクスウェルの悪魔』やアシモフの科学解説本を今度読み返してみよう。2014/12/18
TOM
7
私の曖昧だったエントロピーの認識が、晴れてスッキリした。一般向けに書いたそうですが、少し内容が複雑でした。化学専攻の人には分かりやすい話だと思う。2016/06/23
宇宙図がここにあったはず
4
これさえ読めばあなたを魔法少女にしようと目論む小動物の論法に反論できます2012/02/16
