岩波新書<br> 適正技術と代替社会―インドネシアでの実践から

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岩波新書
適正技術と代替社会―インドネシアでの実践から

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004313830
  • NDC分類 333.824
  • Cコード C0236

出版社内容情報

地球の未来は,現在の技術文明の延長上には描けない.必要とされるのは,途上国の状況に適した適正技術である.それは,近代科学技術の問題を乗り越える使命をも帯びている.インドネシアにおける排水処理やバイオマスエネルギー開発の実践をふまえて,今後の望ましい技術の

内容説明

地球の未来は、現在の技術文明の延長上には描けない。先進国の技術転換とともに、途上国の状況に適した“適正技術”が必要だ。それは、近代科学技術の問題を乗り越える使命をも帯びている。インドネシアにおける排水処理やバイオマスエネルギー開発の実践をふまえて、今後の望ましい技術のあり方と、それを含む代替社会の方向性を探る。

目次

第1章 インドネシアと日本の落差から(インドネシアへの旅;一〇万円で家が建つ;手に職をつける;適性技術を考える)
第2章 水質汚濁とのたたかい(インドネシアの暮らしと川;排水処理に取り組む;コミュニティ排水処理に挑む)
第3章 バイオマス廃棄物からエネルギーを(中国の葦原から;インドネシアでプラントをつくる;適正化の展望)
第4章 代替社会に向けて(人が使えるエネルギーはどれだけか;近代技術とは何だろうか;これからの技術と社会)
エピローグ 化石燃料時代ということ

著者等紹介

田中直[タナカナオ]
1951年、東京に生まれる。東京大学工学部卒業後、石油会社にて、石油精製プロセス管理、排水処理の技術開発などに従事する一方、1987年より国際協力NGO、APEX代表、1999年より専従。理学博士。現在、特定非営利活動法人APEX代表理事。専攻、応用化学、生化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

38
#感想歌 #短歌 問題をまず解決する適正な技術の具体例がいくつも 排水を処理する回転円盤の立体格子状接触体 バイオマスガス化装置でトラブルの連鎖断ち切る原因調査2017/03/12

おおにし

10
途上国へ技術援助をするとき、先進国が自らの発展と先進性を準拠として途上国を導くという考え方ではなく、途上国の人々と対等な立場で共通の目標を追うというのが、適正技術の考え方だ。本書はインドネシアでヤシの繊維を利用した汚水処理装置と、粘土触媒によるバイオマス発電プラントの立ち上げについての実践レポートであり、新しい国際協力のあり方についての著者の提唱でもある。この適正技術という考え方は途上国のためだけにあるのではなく、原発という巨大技術からの脱却を目指すこれからの日本でも活用できるものであろうと思う。2012/09/29

Ujiro21

5
環境負荷を代償にする発展に対して興味があって手に取ってみた。2012年発行であり、1980年代中盤からのNGO活動を紹介しているため途上国でのハード面での適応技術がメイン。面白いのは地元の人たちにより継続されることを前提とした視点。技術系の会社員であれば、直接社会に貢献できることに憧れを抱くが、著者の実践されたことは、ただの脱サラでは無く結果的に多くの人を巻き込み成功に導いた事業。背景にある真摯な技術的検討。会社でもCSRが当たり前に検討される現代ではあるが、この適正技術の考えに学ぶことも多いと感じた。2019/11/16

takao

3
筆者は、石油会社の技術者を経て、NGO APEX代表。 自分で設計して、現地に合う水質処理、バイオマスガス生成装置を開発。 日本での製品開発、技術開発はそれぞれの専門会社がいて、コストがかかるので、割高になるのではないか、としている。 家などが高いのも、そうかも知れないな。2017/11/28

Atsushi Nagata

3
今現在とある講習で適正技術という単語を耳にタコができるほど聞かされているが、まさにその適正技術の本。技術者であり、なおかつ途上国現地で長年活動してきた著者でなければ書けなかったであろう1冊。未だに途上国に不適正な技術を輸出することもある先進国の人々に読んでもらいたい。にしても、見田宗介の名前が出てくるとは思わなかった。2013/12/19

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