岩波新書
カラー版 ブッダの旅

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004310723
  • NDC分類 182.8
  • Cコード C0215

内容説明

二五〇〇年前、インドの地に生まれ、悟りをひらき、布教・伝道活動を行ったブッダはどんな旅路をたどったのか。長年インドを舞台に取材を続けてきた写真家が、その生涯の足跡にそって、現代インドの風景・風俗、遺跡や仏像・レリーフの写真とともに仏教誕生の背景に思いを馳せる。前田專學「ゴータマ・ブッダ―その人と思想」併載。

目次

序章 ブッダ活躍の舞台
第1章 誕生から出家まで
第2章 悟りをひらく―苦行と成道
第3章 伝道の旅
第4章 最後の旅―涅槃への道
解説 ゴータマ・ブッダ―その人と思想

著者等紹介

丸山勇[マルヤマイサム]
1936年東京都に生まれる。1958年日本大学芸術学部写真学科卒業。映画世界社、学習研究社カメラマンを経て、現在フリー。1976‐78年のインド取材写真による写真展「釈尊の足跡をたどって」がニューデリーほかインド国内3都市で好評を博し、また同取材写真によってアメリカ・プロフェッショナル写真家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たつや

4
世界の名著の開拓中に存在を知り図書館で借りた。この本の良いところはカラー写真が豊富であるところ。美しい景色や遺跡が堪能できる。インドに行きたくなった。死ぬまでに一度行ければ良いな。あと、インドが多宗教の国だとはじめてしった。2022/11/01

仮名

3
美麗で荘厳な気配漂う写真を多数添えて、歴史上の人物としてのブッダの生涯、その旅路を辿る本。著者が宗教家でも研究家でもない写真家なので、宗教臭さのない中性的な態度の本になっている。遥か昔の一人の思想家、修行者であったブッダの人生に思いを馳せる、その誠実な筆致が読みやすく、風光明媚な写真とともに自分も旅をしているような気持ちになった。いつかインドに行ってみたいものだ。2012/06/17

takao

2
ふむ2022/09/15

Hiroshi

2
我が国にもたらされた仏教文化の源流を撮影するべく、1976年より計12回、延べ600日余り、釈尊の足取りを辿った写真家の書いたブッダの本。ヒマラヤ山脈とデカン高原の間にガンジス川が西から東に流れる。ブッダの活躍したのは、インドのそのガンジス川が流れる平原であった。今も昔の風景を想像できる程開発されていない。イスラム教による仏教破壊が凄かったこともわかる。ブッダはネパール側の国境の近くのルンビニで、釈迦族の浄飯王と摩耶夫人の長男として生まれた。生後7日で母を亡くし、母の妹が国王夫人となり、大切に育てられた。2018/02/24

moonanddai

2
まずは仏教入門として、ブッダの足跡をトレース。イエスと違い、「公的」な履歴は長い。出家から「悟り」まで6年で、伝道生活が45年ほど。驚いたのは徹底した「苦行」は取らなかったこと…。悟ったあとでも、結構あちこちでもてなしを受けている。そして(直接の原因ではないのかもしれないけど)豚肉(?)による食中毒で「入滅」。少し親近感が出てきた。/釈迦の思想に深く触れる内容では無かったけれど、ひたすら「信じる」ことを求めるものではなかったらしい。宗教家というより、「哲学者」だったのではないだろうか。もう少し研究しよう。2014/04/19

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