横割り世界史

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784816340802
  • NDC分類 209
  • Cコード C0020

内容説明

従来の世界史の本では、ヨーロッパの古代が終わると、アジアの古代、ヨーロッパの中世が終わると、アジアの中世のような順番で、つまり各時代を文化圏ごとに分けて解説されていました。本書では、各時代を文化圏ごとに分けずに、わかりやすく簡潔な文章と豊富な図版を使って、全世界を同時代で捉える横割りで、世界史を解説します。例えば、日本で元寇があった13世紀後半、ヨーロッパでは絶大な権力を誇ったローマ教皇が争いに破れ、小アジアではオスマン・トルコが拡大していました。これまでバラバラでしか理解できなかった世界史を、本書なら、大きな流れとして捉えなおすことができます。

目次

第1章 古代(紀元前~2世紀)(前3000年頃、エジプトに統一国家成立1―エジプトで世界初の統一国家が誕生;前3000年頃、エジプトに統一国家成立2―エジプトで統一国家が成立した要因 ほか)
第2章 中世(4世紀~15世紀半ば)(375年、ゲルマン民族の大移動1―ゲルマン民族移動の始まり;375年、ゲルマン民族の大移動2―ゆるやかな移動から大移動へ ほか)
第3章 近代(15世紀末~19世紀)(1492年、コロンブスのアメリカ到達1―ポルトガルとスペインによる航路開拓開始;1492年、コロンブスのアメリカ到達2―ポルトガルとスペインの世界進出 ほか)
第4章 現代(20世紀~21世紀)(1904年、日露戦争1―急成長した日本の大陸進出;1904年、日露戦争2―中国・朝鮮を巡って日露戦争開戦 ほか)

著者等紹介

武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学大学院博士課程修了。明治学院大学教授。専攻は日本史、歴史哲学。比較文化的視野を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組む一方、飽くなき探究心で広範な分野にわたる執筆活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らっそ

8
並行して読んでる小学館版マンガ世界史と頭の中で絡み合って熟成してくれることを祈る2021/02/06

がんぞ

4
前半は4大文明から始まり主にヨーロッパ史。それに日本の古墳・奈良・平安時代の記述が数行。古代ローマの遺跡は劣等感を抱かしめるが20年間の兵役にはローマ市民も嫌気がさして後半はゴール人などを使うようになっていた。プロテスタントが出現して宗教の対立が深刻化し絶対君主、やがてナショナリズムが発生した。「貴族支配」の最後の人=ナポレオンは王朝創設に失敗したが法典でフランスの家族制度=ブルジョワ支配を国の基礎とした/明治維新以降は日本史中心、アジア唯一の先進国として教育熱心(好奇心旺盛)な国民性で帝国主義を模倣し…2015/10/07

かーしゃぱ

3
この本は、私が世界史の授業が始まる高校二年生になったときに、予習または先取りのために買って読んだ思い出深い本だ。最初は”横割り”という構成に少し戸惑い、多忙の中であまり読み進められなかった。しかし授業が進んで、退屈で頭に残らないY出版社の教科書に辟易としているときに再読すると、この”横割り”構成の有益さに気づいた。あくまで”雑学”なので、あまり細かい知識には対応できないが、世界史の大きな流れをつかむ助けになったし、入試問題などでもよく出る”同時代史”に強くなるために良いのではないかと思った。2013/10/20

たか

1
ツイッタラー‪@tejimauk ‬様が取り上げられていたので読んでみました2016/12/02

洋平

1
イギリスで1455年から30年間続いた「ばら戦争」。この戦のため、諸侯は疲弊し力が弱まっていった。片や王の権威は強まり、絶対王政が確立した。国王ヘンリ8世は敬虔なカトリック信者であったが、カトリックで禁じられている王妃との離婚により教会から破門を言い渡された。(この”王妃との離婚”は「王妃の離婚/佐藤賢一」とは違う。あちらはフランスのルイ12世のお話)

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