誰がこまどり殺したの

誰がこまどり殺したの

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  • サイズ B6判/ページ数 156p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309010359
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

羽を失い、獣となった少年たちに約束の百年は訪れるのか。「天国のドア」はひらくのか。きみに喰われてきみの血肉になってゆくのが僕の愛なのかもしれない…。文学界新人賞デヴュー(『壊音KAI‐ON』)19歳天才女子大生作家、初の長篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

30
連作で横書きという形で紡がれるMを巡る死臭の物語。M=mother/murderにマザーグースの歌詞が冷ややかに匂う前の死体の冷たき滑らかさと生きていても体温が冷たいという人間の矛盾を突き付ける。しかし、短篇自体のオチや繋がりが曖昧糢糊としていて未だに掴めません(-_-;)2014/02/12

ごま

5
再読。ストーリーはあってないようなもので、内容じゃなくて文章の美しさや雰囲気を読む本。篠原一さん、今どうしているんだろう…2014/03/15

さこ@灯れ松明の火

4
死の美しさと生の美しさ。Mに囚われながらもMに救われるモノたち。表題でわかるようにマザーグースの一つをモチーフとされてます。幻想的でありながらもどこか現実味を帯びてる綺麗で丁寧な描写。曖昧な部分もあるけど最後の話で曖昧なりに納得。全て読んでから目次を見直してみた。確かに、もう全てが明らかだった。ちなみに横書きでした2009/07/09

めっきらもっきらどーんどん

1
確か、初めて読んだ時はパタリロのクックロビン音頭を思い浮かべていた。2015/02/08

リンゴ

1
氷のようにひんやりと綺麗な文章。・・・だけど、いまいち理解できなかった・・・・。

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