感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koki Miyachi
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1925年パリ万国博覧会「レスプリ・ヌーヴォー館」の記念出版物。コンクリートによる純粋な幾何学の実現。「住むための機械」であり、美の感覚をもたらす場としての住宅。水平連続窓、軽快な壁、テラス状屋根、幾何学的比例関係による完璧な調和。装飾的要素即ち束縛からの解放。大量生産システムによる建設。パリの街を超高層ビル群と緑のに作り替える都市改造案「ヴォアザン計画」。近代建築のエッセンスが高らかに宣言されている。学生時代のトルコの旅日記や、住宅プロジェクトの解説、水平連続窓を巡るペレとの応酬なども興味深い。2013/06/21