内容説明
私は鈴木芳子。家とトンネルで繋がった、ある精神病院の仲間―シャーロック・ホームズやダルタニアンたちと探偵業を営んでいる。ある日、日本女性が突然外国人名を名乗り出すという不思議な事件が起きた。ホームズ氏はそれら五人の名前が、百年前にロンドンで切り裂きジャックに殺された女性と一致するという―。「華麗なる探偵たち」でおなじみの第九号棟の仲間たちがまたまた活躍するユーモア・ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
79
登場人物が、シャーロックホームズだと思い込んでいたり、ダルタニャンだと思い込んでいるという精神病院第九号病棟を拠点にした話。 物語も、シャーロックホームズから借りて来たかのように、 切り裂きジャックから100年目の事件という設定。 うまいというか、省アイデアというか、労力裁定限で書くからこそ多作ができるのだと感心してしまいました。 アイデア勝負なのですね。 赤川次郎のもうひとつの才能に脱帽。2011/06/26
takaC
46
20年前以上前の20代だった頃に初めて読んだ時にも同じことを思ったが、第九号棟仲間(ホームズしかりダルタニアンしかり)の原作イメージを持たずに読むと少し危険。皆何かしらの赤川フィルターかけられてるから。2014/08/22
mazda
15
こんなもんかな、という感じでした。暇つぶしにはいいと思います。2013/02/20
美晴
6
テレビ局の人達の印象は赤川次郎さんの印象でしょうか?事件の幕引きは何となく強引な気がしますが、ホームズさんとダルタニアンのキャラクターは相変わらず面白くて好きです。2013/10/19
くらげ@
5
(☆☆☆☆)再読。精神病棟にいる著名人たちが大活躍!ホームズとルパンのやりとりがおもしろく、このシリーズ好きだったと久しぶりに確認(笑)。ホームズがちょっとおちゃめ??最後のほうの話の流れはやや強引な気もする・・。2011/11/25
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