新潮文庫<br> 自負と偏見 〈上巻〉

新潮文庫
自負と偏見 〈上巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 278p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102131015
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

20
ベネット家の隣に独身の資産家ビングリー氏が引っ越してきました。5人の娘をもつベネット夫人は何とか娘と縁付けさせようとあれこれ画策しますが・・。ちょっと古めかしい言い回しの文章がこの話の雰囲気にピッタリでした。結婚することが女の幸せ。そう信じていながら決して夫に隷属するのではなく、娘の為に少しでも良縁がないかとあれこれ画策するベネット夫人が印象に残りました。そしてコリンズ氏。面と向かって結婚を断られているのに、少しもめげないところがある意味素晴らしい。ここまでくると立派としか言いようがないです。★★★★2011/09/16

pepin

18
BBC製作のドラマを鑑賞して、原作を読みたくて堪らなくなり本棚の奥から探し出しました。30年ぶり位に再読。やっぱり面白い!ページをめくる手が止まらず夜更かししてしまいました。エリザベス、ダーシー、それぞれに完璧でない人物描写がいいんですよね。意外にもミセスベネットに共感する自分もいて…。娘5人をそれなりの所に嫁がせなければいけないとなると、なりふり構っていられなくなるでしょうね。中野好夫訳は格調高く美しいですが、時々ダーシーのセリフが女性言葉になる箇所があり、⁉︎となりました。下巻に進みます。2020/07/15

なにょう

15
この小説はいいぞー昭和38年6月30日発行、昭和61年10月5日37刷。古風な形式ばった翻訳文体が傑作。★ミスタ・コリンズの来訪を告げる文体なんかー貴殿および小生亡父との間に生じていました不和につきましては、多年小生の心痛の種でありました。ー以下、この調子でかしこまった古めかしい表現が続くが何とも味わい深い。★エリザベスは打算からコリンズを選んだシャーロットに失望するが。誰でもエリザベスのように円満なご縁に恵まれる訳でもなくて。2019/11/23

🍭

5
生存戦略〜っ! 上手な結婚、理想の結婚、恋愛結婚。田舎町の娘たちが己が価値観を信じ玉の輿を狙ったり、狙われたりする話。 現代の結婚観とは大きく違ってるから、興味深いけど、納得できないと思うところもやっぱりある。さて、上巻で広げた風呂敷をどう畳んでいくのか。寛容な世界観だから、ゆったり読みたい!2016/09/17

不二子

3
1813年にイギリスで出版されたにもかかわらず、今日連ドラにしても十分楽しめそうな恋愛小説。当時、女性は財産を存続する権利を与えられておらず、そういうものは全て息子または親族の男子が受け継ぐという決まりであった。そんなの中、娘達を社交界に次々とデビューさせ、いかに資産のある男性と結びつけるかが、飢えを避ける手段として切実な問題だった。エリザベスとジェーンの姉妹愛がとてもいい味をだしているのと、ピングリー、ダーシーとの恋の展開がどうなるか楽しみ。 2015/11/15

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