岩波新書<br> フォト・ジャーナリストの眼

岩波新書
フォト・ジャーナリストの眼

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  • サイズ 新書判/ページ数 244p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784004302230
  • NDC分類 743.8
  • Cコード C0272

出版社内容情報

「右眼でファインダーを,左眼でそこには映らない世界を」.戦乱のエル・サルバドルでは一人の少女を一○年間撮り続け,またマスードらアフガンの戦士と二五○日間生活を共にするなど,世界を駆け巡るなかで,彼の「眼」はどう変化していったか.国内外で同時代の鼓動を撮り続ける気鋭のカメラマンが,報道写真のあり方を熱っぽく語る.

内容説明

「右眼でファインダーを、左眼でそこには映らない世界を」。戦乱のエル・サルバドルでは一人の少女を10年間撮り続け、またアフガンの戦士と250日間生活を共にするなど、世界を駆け巡るなかで、彼の「眼」はどう変化していったか。国内外で同時代の鼓動を撮り続ける気鋭のカメラマンが、情報過多社会における報道写真のあり方を熱っぽく語る。

目次

1 戦場から人間へ―エル・サルバドル
2 一人ひとりの人間をみつめて―アフガニスタン・イスラム戦士との250日
3 歴史を生きる人々―フィリピンで見えたこと
4 マニラから日本へ―フィリピン出稼ぎ労働者を追って
5 もうひとつの日本―山谷の男たち
6 私のフォト・ジャーナリズム―パレスチナで考える

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ペペロニ

9
少し古い本だけど学ぶことが多かったし、色々と関連した本に手を出したいとも思った。掲載されている写真の年代を見ると1980〜1990あたり。2020/04/13

takao

4
ふむ2024/04/30

KJ

4
写真とは、一瞬で一枚に「時代」を切り取る。そこには時に残酷なまでに時代のリアルが映し出される。確かに「シャッターを押す」という行為は、一瞬の行為かも知れない。ただその瞬間に至るまでに、その動作の裏側にどれだけの思いが込められているか。ミクロの視点だけではなく、マクロの視点を持つ事で生まれる写真の分厚さ。カメラを向ける相手を単なる被写体としてではなく、一人一人尊厳のある人間として捉える。人々に寄り添い敬意を持って接する事で映し出される豊かな表情。独自の「眼」があって初めて本当の人間を映す事が出来るのだろう。2014/07/13

nnnともろー

3
この方の勇気に感服。そして金満日本。2016/10/12

fudl

1
NHKラジオ放送から知り得た写真家・長倉氏の本。なるほどアツイおもいが伝わってくる。2021/06/01

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