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女帝の世紀~皇位継承と政争~(角川選書) 

仁藤 敦史  著

 品切
       
価格 \1,650(税込)         

発行年月 2006年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 253p
大きさ 19
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/日本史
ISBN 9784047033917
商品コード 0106030139
NDC分類 210.35
基本件名 日本-歴史-奈良時代
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0106030139

著者紹介

仁藤 敦史(著者):1960年生。国立歴史民俗博物館歴史研究部助教授。早稲田大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。文学博士。同大学非常勤講師。著書に『古代王権と官僚制』臨川書店(2000)、『古代王権と都城』吉川弘文館(1998)などがある。

内容

六世紀末の推古から八世紀の称徳まで、一五〇年間に八代六人が即位した「女帝の世紀」。白村江の戦いや壬申の乱など、動乱と政争の時代を統治した女帝の皇位継承システムと、王権の視点からの歴史像を描く。

〈目次〉
   はじめに

第一章 奈良時代史の枠組みへの疑問─女帝は中継ぎか
   一 藤原氏陰謀史観と皇位継承への収斂
   二 通説へのさまざまな疑問
    1 なぜ七・八世紀には女帝が多いのか
    2 なぜ「不改常典」は天智に仮託されるのか
    3 なぜ長屋王は失脚しなければならなったのか
    4 なぜ光明子の立后は必要だったのか
    5 なぜ藤原広嗣は太宰府で挙兵したのか
    6 なぜ銅鏡には即位の可能性があったのか

第二章 「臨朝称制」─女帝出現の前提
   一 大后は嫡妻か─推古女帝即位の背景
   二 大后は国政参与と女帝即位

第三章 「ミオヤ」と「ワガコ」─皇統譜上の女帝
   一 女帝と「不改常典」法
   二 女帝と皇統譜
   三 奈良時代の女帝

第四章 「政の要は軍事なり」─対外論争の敗北と軍国体制の整備
   一 白村江の敗北
   二 奈良時代の内政と外交

第五章 「長屋王、国家を傾けんと欲す」─内乱の勝利と功臣の処遇問題
   一 壬申の乱体制
   二 「長屋王家」の家産と家政機関

第六章 「藤原夫人を皇后と定め賜う」─転換期としての聖武朝
   一 聖武天皇と長屋王
   二 ポスト壬申の乱体制
   参考文献一覧
   図版出典一覧

   あとがき

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