出版社内容情報
「パノプティコン」――過剰な自己規制を生む元凶。「野生の思考」――ないものねだりはしない、間に合わせでいいんだ。「間主観性」――自分勝手な主観ではなくお互いの主観の中に客観がある。「身体知」――迷ったら身体の声を聞け。「過剰」――少し過剰なほうがいいんだ。「マネージメント」――チームをどう動かすか。などなど、著者が自分でもよく使っている哲学用語、専門用語、各種理論など、難しそうに見えるいわゆる「概念」を分かりやすく解説し、人生や社会の中でどう生かすかを教える「現代用語の基礎知識」的人生論。
内容説明
“パノプティコン”“野生の思考”“身体知”“マネージメント”…など、使える専門用語、哲学用語、各種理論。このぐらいは知っておくと人生はラクに生きられる。世界をどう解釈し、現実の中でどう役立てるか。著者が自分でもよく使っている、難しそうに見えるいわゆる「概念」を分かりやすく解説し、人生や社会の中でどう生かすかを教える。
目次
序 “概念”を味方につければ、世界の見方が変わる
パノプティコン―過剰な自己規制でつまらない人間になっていないか
野生の思考―ないものねだりをしていないか
オリエンタリズム―何でもひとくくりにする思考に陥っていないか
ノマド―秩序や固定観念にしばられていないか
トゥリー/リゾーム―整然としているのがいいことと思い込んでいないか
記号の消費―付加価値的な情報に踊らされていないか
差異の体系―実体に意味があると考えていないか
パラダイム―固定的な思考の枠組みにはまっていないか
反証可能性―自分に有利なものだけで自説を作っていないか〔ほか〕
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒、同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション技法。著書に『宮澤賢治という身体』(世織書房、宮澤賢治賞奨励賞)『身体感覚を取り戻す』(日本放送出版協会、新潮学芸賞)『声に出して読みたい日本語』(草思社、毎日出版文化賞特別賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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