武器輸出三原則はどうして見直されたのか

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  • サイズ B6判/ページ数 391p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784759313536
  • NDC分類 678.13
  • Cコード C0095

内容説明

誕生の裏側から見直しの理由まで、武器輸出にかかわってきた第一級の識者陣が徹底検証!!

目次

第1章 武器輸出三原則は日本にとって、どのような問題があるのか
第2章 武器禁輸三原則とは何か。どのようにしてできたのか
第3章 日本の防衛産業が置かれている環境
第4章 F‐35問題と武器輸出三原則の緩和
第5章 世界の武器輸出と共同開発はどうなっているのか。日本はどうすべきか
第6章 武器輸出三原則はどのように見直すべきなのか

著者等紹介

森本敏[モリモトサトシ]
安全保障スペシャリスト。第11代防衛大臣。拓殖大学特任教授。専門は安全保障、軍備管理、国際政治。1941年生まれ。防衛大学校理工学部電気工学科を卒業後、防衛庁入庁。1977年に外務省アメリカ局安全保障課に出向。1979年外務省入省。在米日本国大使館一等書記官、情報調査局安全保障政策室長などを歴任。1992年野村総研主席研究員。並行して中央大学・同大学院客員教授、慶應義塾大学・同大学院、政策研究大学院大学、聖心女子大学非常勤講師などを兼任。2012年6月、民間人として初めて防衛大臣に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1_k

3
武器輸出にテーマを絞った、防衛産業の内幕。固そうなテーマだが、無味乾燥な硬い本ではなく、関係者による匿名座談会というなかなかおもしろい企画。一応メンツは巻末にリストがあるが、誰がどの発言をしたか分からない(経歴を見ると何となく推測はできるが)形式。主に制度の面からこういう場合はどう解釈するのか、こういう条文があるがこれはこう問題になる、などと法制度(実は法律ですら無かったり刷るんですが……)なので官側の視点が中心。最終的には政治的な判断が必要になるので、一国民としては安倍さんの本気を見せてもらいたい。2014/03/29

乱読家 護る会支持!

1
武器輸出三原則は、時代と共に変化してきた。武器技術の高度化により、一国による個別的自衛権だけでは自国がますます守れなくなってきた。ステルス戦闘機F35のように、同盟国による共同開発、共同生産が必要になる。技術開発に乗り遅れる事は、自国民を脅威にさらし、さらに軍事技術の遅れは民生技術の遅れにつながる。だから、今の時代にあった武器輸出三原則を!、、、、というような事が書いてあるに違いない(あ、しっかり読んでないのがバレバレですね)2016/02/15

とく

1
武器輸出だけでなく、防衛産業の問題点、課題が匿名の座談会形式で分かりやすく述べられている。現下の武器輸出三原則の見直しが、新たな枠組の創設に向けての動きで有ることがわかる(その中で次期戦闘機の新整備方式が重要な要素になっているのは新鮮な発見)。『日本は死の商人の国になるのか!』という恥ずかしい発言をしたくない方は是非。とにかく、興味のある方は読んでみて損はないだろう。2014/04/16

秋津

0
武器輸出に係る運用基準として存在した「武器輸出三原則」の果たした役割、野田内閣における包括的な見直し、そしてその後などについて、元防衛相である編者を含めた有識者の座談会をまとめた一冊。「防衛装備移転三原則」決定前の出版なのでどこまで最新の状況か、ということはあるにせよ、武器の輸出管理のみならず、国内産業振興、外交などの観点から、軍用品/民生品の線引きが難しいことや国際共同開発が進む中「技術は技術でしか買えない」状況にどう対応していくべきなのか、問題山積みですねと。鎖国するわけにもいかないですし。2016/07/10

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