日本中世の歴史意識―三国・末法・日本

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  • サイズ A5判/ページ数 221p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784831874641
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C3021

内容説明

明恵、日蓮、覚憲、虎関師錬など、中世の思想家達は「日本」をいかにとらえていたのか。中世に転機を迎えた日本の国家観を解明し、日本思想史の新たな側面を照射する、注目の書。

目次

1 「三国」論と『三国伝灯記』(「内なる三国」の思想―日本中世における三国世界観に関する問題の所在と方法;『三国伝灯記』の伝来)
2 「三国」の時間と空間(覚憲の「宗」意識と三国;明恵の皮膚感覚;捨てられた国・日本と日蓮;凝然の「内なる三国」;虎関師錬と大乗純熟の国・日本)
3 末法の歴史意識(成尋の旅;花山院と顕信の出家;「末法」から;日蓮の「日本国」観)

著者等紹介

市川浩史[イチカワヒロフミ]
1956年、徳島県生まれ。1980年、東北大学文学部卒業。1988年、同大学大学院博士課程後期単位取得退学。同年、群馬県立女子大学文学部専任講師、2003年、同大学教授。同年、博士(文学)。日本思想史専攻
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