内容説明
日本型資本主義の未来は。21世紀世界システムへの変革を迫りつつ、急浮上した資本主義間の新たなるイデオロギー対立をえぐる。
目次
第1章 アメリカの復活―アメリカイズバック
第2章 アメリカの後退
第3章 金融と栄光
第4章 アングロサクソン型保険対アルペン型保険
第5章 もう一つの資本主義
第6章 ライン型の経済的優位
第7章 ライン型の社会的優位
第8章 ライン型資本主義の後退
第9章 なぜ、競争力のないほうが勝つのか?
第10章 ドイツからの第二の教訓
第11章 ヨーロッパの転換期とフランス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふぇるけん
4
日本のバブルが崩壊した時点ぐらいの出版なので、結構前の話なのだが現在にも十分適用できる内容。英米型の市場崇拝型の資本主義と、ドイツ・日本を初めとする社会主義的な資本主義。それぞれの良い点や悪い点を比較しているが、著者はドイツ・日本型を推しているようだ。ドイツ・日本型は結果を出しているにも関わらず、それよりも効率的とは思えない英米型が世界中に展開していくのはなぜだろうか・・・アベノミクスの行方を見守る上でもいいインプットになった。2013/04/27
すな
0
20年ほど前の著書なので、状況は変わっているけど資本主義を二分して分類し考察した一冊。経済オンチの自分にも飲み込みやすかった。2014/11/22
めぐみ
0
20年くらい前の本。経済のアメリカ化への警鐘。2013/12/26
takao
0
アメリカ・イギリス対ドイツ・日本2018/01/29