出版社内容情報
承久の変後、孤絶と憂悶の慰めを日々歌に托し、失意の後半生を隠岐に生きた後鳥羽院の和歌の真髄に迫った労作。『日本詩人選』以後の論考を併せ収録した決定版。
内容説明
後鳥羽院は最高の天皇歌人で、その和歌は藤原定家の上をゆく。「新古今」は批評家としての偉大を示す。1973年度読売文学賞受賞作の増補版。
目次
歌人としての後鳥羽院
へにける年
宮廷文化と政治と文学
しぐれの雲
隠岐を夢見る
王朝和歌とモダニズム
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
杜のカラス
82
図書館で借りた本、平明で読み易いが、内容が和歌だけに、ただ読んだ、文字を追っただけでは、面白くない。ただ時間がかかった。偶々予約本の超増加に追われ、呑気に更新を繰り返していられない、必死で読んだ。なんとか予定どおり、半分は読み終えていた。の頃半分約200ページを頭を抱えて一日で読んだ。夜には、疲れて、就職後、眠ってしまった。1時間ほどではあったけど、久しぶりに本との格闘で疲れた。後鳥羽上皇、藤原定家その他歌詠み、心落ち着くひとときではあった。また似たような本を読みたいものだ。2024/02/20
グワカマーヨ
1
最初は書き方のリズムが掴めず、なかなか読みすすめるのが困難でした。日本の漢文をそのまま載せられても読めない!とすっ飛ばしたら意味わからなくなるし。定家と後鳥羽院の才能を認めあったがゆえの確執あたりから楽しく読まるようになったかな。新古今和歌集は読まず嫌いでしたが、ちょっとは読んでみようという気持ちが出てきました。2016/06/28
gurisan
1
★☆☆☆☆2009/07/02
そーだ
0
借り物。2011/10/10