出版社内容情報
流体力学に続くシリーズ第3巻では,波と非線形問題を,著者自身の発見の戸田格子を中心に解説。〔内容〕ロトカ-ヴォルテラの方程式/逆散乱法/双対格子/格子のNソリトン解/2次元KdV方程式/非対称な剛体の運動/他
【目次】
1. 自励振動
2. ロジスティック方程式
3. ロトカ-ヴォルテラの方程式
4. ローレンツ系のカオス
5. 1次元写像のカオス
6. 簡単な波動方程式
7. コルテヴェーグ-ド・フリース方程式
8. ラックス形式
9. 逆散乱法
10. 双対格子
11. 非線形格子波動
12. 格子の2ソリトン解
13. 格子のラックス形式と保存量
14. 格子に対するゲルファント-レビタンの方程式
15. 格子のNソリトン解
16. 連続体近似
17. いくつかの非線形方程式
18. ラックス形式の拡張
19. ベックルント変換
20. 広田の直接法
21. 2次元KdV方程式(KP方程式)
22. KP方程式のNソリトン解
23. 2次元戸田格子
24. 可積分系と非可積分系
25. 球面振り子
26. 剛体の回転
27. 軸対称のコマ(ラグランジュのコマ)
28. 剛体の自由な回転(オイラーのコマ)
29. 非対称な剛体の運動
30. コワレフスカヤのコマ
31. 索 引
目次
自励振動
ロジスティック方程式
ロトカーヴォルテラの方程式
ローレンツ系のカオス
1次元写像のカオス
簡単な波動方程式
コルテヴェーグ‐ド・フリース方程式
ラックス形式
逆散乱法
双対格子〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PapaShinya
1
戸田さんと言えば、非線形。この本は物理学30講シリーズの中の、間違いなく最高峰の1冊。エッセイ風でもなく教科書風でもなく、そのバランスの良さは戸田流としか。主に、カオス、ソリトン、コマの話題を扱っている。もちろん密接に絡んでいる内容を戸田流で。が、なかなか手ごわいですよ。わかりやすく書いてあるけど内容が高度なんです。わからないけど、本書はカオスにしろソリトンにしろ戸田格子にしろコワレフスカヤのコマにしろ、非線形問題の入門書として一流です。何度でも挑戦しよう。ここから出発しよう!そして、ここへ帰ってこよう。2022/08/23
0
かなりのパラ読み2023/10/12