内容説明
中央アジア随一の高山地帯・崑崙山脈東部は、茫漠たるゴビ灘や大砂漠に遮られて人跡はほとんどない。本書は、１９８５年秋、ヤクやノロバなど大型動物が生息し、雪人の足跡が発見され、「水怪」伝説が生きている未開の難路を走破し、東崑崙最高峰ウルグ・ムズターグ（６９７３メートル）の初登頂に成功した、中国・アメリカ合同登山隊の記録である。
目次
１ 崑崙を目指して
２ 東崑崙の秘境博物誌
３ ウルグ・ムズターグ峰へ挑む
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K
8
1985年米中共同登山隊が未踏のウルグ・ムズダーグ峰初登頂を果たしたさいの実録記。人跡まれな中央アジア。新疆ウイグルからタクラマカン沙漠の難路を越え、秘境東崑崙山脈へ。心身ともにかなりハードな行程なのに、道中の野生動物たちの紹介（隊員たちのはしゃぎっぷり）が面白すぎてつい頬がゆるむ。「見ろ！あそこにクソデカいヤクがいるぞ！」「シャッターチャンスはよ」「ノロバの大群SUGEEEE…!!!!」（注：意訳）→2020/02/27
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- 和書
- 紫文要領 岩波文庫
