内容説明
ローマ帝政下のパレスチナにおいて,鮮烈な生きざまと鋭い批判精神とで民衆の心をとらえた一人の男。未だ語りつくされていないその人間的魅力の内実に迫る
目次
序章 イエスをもとめて
第1章 おいたち
第2章 被差別民衆
第3章 ヒーリング(癒し)
第4章 どんな男?
第5章 どう生きる?
第6章 教会は?
第7章 終末
第8章 死
終章 復活
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
12
本書は「福音書の学問的な研究成果を踏まえたうえで、一人の 人間として生きていたイエスの姿を歴史的にに追求」した本です。なので、謎の部分やミステリーにはあまり触れていません。そう言う意味ではひとりの人間イエスを掘り下げた、イエスの情熱大陸的な構成なので、イエス個人にも興味があった自分は、興味深く面白く読めました。2016/06/02
hayatama
4
キリスト者である著者が、御子(おんこ)キリストではなく、人間としてのイエス(あたし的には「イエズス」なんやけど)を描いた本。各章とも、まずは著者の触れたパレスチナの風景が描かれ、イエスの当時に思いを馳せることから始まり、福音を読みといて、イエスの言葉を拾い出していく。あたしは嫌いじゃないなぁ。福音を読みなおしてみるか。あ、この本を読むときは座右に新約(出来れば旧約も)を置いておくほうがいいですよ。2011/02/08
ジュンジュン
2
行間から著者の熱意がひしひしと伝わってくる。また、テーマも魅力的だ。"神の子"から一人の人間としてのイエスを抽出する試み。だが、氏の思い入れが"主観"となって入り込み、とても納得できる内容ではなかった。2018/08/23
ほしけも
2
イエスさんは 「食えるもんは食ったらいいんだよ」とか 「身内だけを助ければそれでいいのか」とか 旧来の常識やしきたりに反抗するロックな人だったんだなあ。 ルールが人のためにあるんであって、ルールのために人がいるわけではない。2012/11/14
٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
0
最後は松岡修造の激励カレンダーみたいになって面白かった。2015/12/16
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