講談社現代新書<br> 馬車の文化史

講談社現代新書
馬車の文化史

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061491403
  • NDC分類 682
  • Cコード C0222

内容説明

人と荷物と、希望をのせて馬車は走る、東へ西へ南へ北へ。鉄道以前、自動車以前、陸上の移動手段の主役、馬車の旅の苦と楽と快をつづる。

目次

第1章 古代の車と道
第2章 中世の旅
第3章 哲学者パスカルのベンチャー・ビジネス―乗合馬車会社の設立
第4章 有料道路の国イギリス
第5章 大旅行家・ペテン師・色事師―カザノヴァの旅
第6章 モーツァルトの旅―旅で磨かれた天才
第7章 マーク・トウェーンの旅―駅馬車は西部を走る
第8章 パリの交通事情と馬車
第9章 馬車から鉄道へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

in medio tutissimus ibis.

4
最近読んだ本で、お釈迦様が涅槃に入る直前、旅に疲れ病に倒れた自分を指して「壊れそうなところを革紐でつなぎとめている馬車の様だ」みたいなことを言っていて何のことやらと思っていたら、この本を読んでいて答えらしきものを発見。昔の馬車は木製の車輪に鉄のベルトを巻いていたのですが、中の車輪は乾燥すると縮んでしまいベルトが外れるので定期的に水を差してやるか、皮紐で括り付けるしかない。揺れ防止のため客室を吊っている馬車の事かもとも思ったがたぶんこっち。ローマ人の道路にかける熱情はすごかったが無慈悲なマダカム式の経済性よ2019/12/03

Mikarin

3
タクシーやバス、鉄道の原型になった馬車文化と歴史。先進国とされたヨーロッパでも旅は現代とは比較にならないくら、高価かつ苦難なものだった。当時の陸上で最速の乗り物だった郵便馬車の御者の社会的地位が今でいうヒコーキのパイロット並みに見られていたというのは新鮮な驚き。2017/03/14

おか

1
馬車の歴史や交通機関としての馬車、馬車での旅について書かれている。馬車での旅についての文章は面白く、当時は道路や宿が今と比較にならないほど劣悪だったため、旅も苦難の連続であった。2015/06/29

Riko

0
図書館で借りた2013/07/14

ハヤブサの竜

0
めっちゃおもしろい。とゆうのはわしぐらいじゃろうて2013/05/16

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